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スポーツ 2021.02.21
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牧山選手「早くアピールしたい」 名古屋学院大初ラグビートップリーガー
■NTTドコモ入団 NZ留学で大きく成長
名古屋学院大(熱田区)4年で、ラグビー部主将を務めた牧山巧樹(こうき)選手(21)が2021年度、トップリーグ(TL)のNTTドコモレッドハリケーンズに入団する。同大初のトップリーガー。所属する東海学生リーグは関東や関西に比べて注目度は低いものの、見いだされて最高峰の舞台に挑戦する牧山選手は「早い段階から試合に出てアピールしていきたい」と、飛躍を目指して意気盛んだ。
大阪府太子町出身の牧山選手は小学3年でラグビーを始め、高校は強豪の御所実(奈良県)へ。スクラム時にボールを取り出す「スクラムハーフ(SH)」のポジションを務め、3年の時には全国大会のベスト4入りに貢献。高校時代の恩師の勧めで名古屋学院大に進んだ。
大学では主に瀬戸キャンパス(瀬戸市)でトレーニングを積み1年から試合に出場。2年でリーグのベストフィフティーンに選ばれる活躍を見せた。新型コロナウイルス下でも、ウエートトレーニングを続けており「入学時からかなり筋肉量が増えた」と言う。
ラグビー部の坂東洋行部長によると、牧山選手の持ち味は「ゲームコントロールができるところ」。長い距離でも正確にパスを出せるだけでなく、グラウンド全体を俯瞰(ふかん)して判断良くパスの相手を選ぶことができる。大学時代の後半からはフォワードとバックスを結ぶスタンドオフのポジションも経験。坂東部長は「さらにプレーに厚みが出ている」と評価する。
成長のきっかけは、大学2年の冬にラグビー強豪国ニュージーランド(NZ)へ留学した経験だ。元NZ代表のコーチから、状況に応じたプレーを選ぶ戦術眼を教わり、「試合を読む力が付いた」(牧山選手)。基本的な技術の練習を大切にしていることがNZ代表の強さにつながっていることも、肌で感じたという。
NTTドコモには、そのNZ代表のSHペレナラ選手が所属している。「良い選手からプレーや考え方をしっかり吸収したい」と牧山選手。「レベルの高くないリーグから入団したという焦りがあるが、チームに求められるSHになりたい」と燃えている。 (大野雄一郎)
(2021年2月22日 中日新聞朝刊県内総合版より)
名古屋学院大(熱田区)4年で、ラグビー部主将を務めた牧山巧樹(こうき)選手(21)が2021年度、トップリーグ(TL)のNTTドコモレッドハリケーンズに入団する。同大初のトップリーガー。所属する東海学生リーグは関東や関西に比べて注目度は低いものの、見いだされて最高峰の舞台に挑戦する牧山選手は「早い段階から試合に出てアピールしていきたい」と、飛躍を目指して意気盛んだ。
大阪府太子町出身の牧山選手は小学3年でラグビーを始め、高校は強豪の御所実(奈良県)へ。スクラム時にボールを取り出す「スクラムハーフ(SH)」のポジションを務め、3年の時には全国大会のベスト4入りに貢献。高校時代の恩師の勧めで名古屋学院大に進んだ。
大学では主に瀬戸キャンパス(瀬戸市)でトレーニングを積み1年から試合に出場。2年でリーグのベストフィフティーンに選ばれる活躍を見せた。新型コロナウイルス下でも、ウエートトレーニングを続けており「入学時からかなり筋肉量が増えた」と言う。
ラグビー部の坂東洋行部長によると、牧山選手の持ち味は「ゲームコントロールができるところ」。長い距離でも正確にパスを出せるだけでなく、グラウンド全体を俯瞰(ふかん)して判断良くパスの相手を選ぶことができる。大学時代の後半からはフォワードとバックスを結ぶスタンドオフのポジションも経験。坂東部長は「さらにプレーに厚みが出ている」と評価する。
成長のきっかけは、大学2年の冬にラグビー強豪国ニュージーランド(NZ)へ留学した経験だ。元NZ代表のコーチから、状況に応じたプレーを選ぶ戦術眼を教わり、「試合を読む力が付いた」(牧山選手)。基本的な技術の練習を大切にしていることがNZ代表の強さにつながっていることも、肌で感じたという。
NTTドコモには、そのNZ代表のSHペレナラ選手が所属している。「良い選手からプレーや考え方をしっかり吸収したい」と牧山選手。「レベルの高くないリーグから入団したという焦りがあるが、チームに求められるSHになりたい」と燃えている。 (大野雄一郎)
(2021年2月22日 中日新聞朝刊県内総合版より)