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学生活動  2021.01.28

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日福大生が「東海市かるた」 認知症センターに寄贈

「東海市かるた」を紹介する鈴木さん(右から2人目)ら=東海市養父町の認知症総合相談センター「ケアラーズカフェ日向家」で

「東海市かるた」を紹介する鈴木さん(右から2人目)ら=東海市養父町の認知症総合相談センター「ケアラーズカフェ日向家」で

■とうかい市の うつくしい所 かるたを通し いろいろ しってください

 日本福祉大東海キャンパスの学生らが東海市の名所などを集めて作った「東海市かるた」が、同市養父町の認知症総合相談センター「ケアラーズカフェ日向家」に寄贈された。センターを利用するお年寄りらに楽しんでもらう。(福本英司)

 東海市かるたは昨年、市の大学連携まちづくり推進事業に採択されて、同大の写真サークルなどの学生らが制作した。会員制交流サイト(SNS)や学内の掲示板で、市の魅力を発信できる写真や句を募集した。地域の歴史に詳しい人に話を聞いたり、写真愛好家から写真を譲ってもらったりもした。聚楽園大仏や細井平洲、花火大会、山車祭り、フキ、大池公園など市の名物を紹介している。

 7部を作り、市内の手話サークルや学童保育、国際交流協会、社会福祉協議会などに贈る予定。今回も、かるたを楽しみながら市をより知ってもらおうと、認知症総合相談センターに寄贈することにした。

 同大経済学部4年の鈴木和也さん(22)ら学生や、一緒に制作した原田剛さん(70)=同市名和町=が22日、センターを訪れ、スタッフらにかるたを贈った。

 制作では、かるたをはがきサイズの大きさにして、写真が映えるようにしたことなど、工夫点や苦労したことを紹介した。鈴木さんは「小学生向けという想定で作ったけど、いろんな世代の方に使ってもらえるとありがたい。東海市の新しい発見になればうれしい」と期待した。

 センターは、認知症患者を介護する人や患者本人が相談や交流できる場。スタッフは「かるたを通して、センターの利用者同士で地域のことを共有できる。コミュニケーションも取って脳の活性化につながり、認知症の予防にもなる」と喜んだ。

(2021年1月28日 中日新聞朝刊知多版より)

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