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お知らせ  2020.07.28

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竹灯籠 全国をつなぐ オンラインで発信県内は豊橋から

くらがりにほのかに点灯する竹灯籠=豊橋市東七根町で(竹あかりプロジェクト愛知提供)

くらがりにほのかに点灯する竹灯籠=豊橋市東七根町で(竹あかりプロジェクト愛知提供)

 47都道府県で一斉に竹灯籠をともし、その様子をオンラインでつないで発信するプロジェクト「みんなの想火(そうか)」が23日夜に開かれた。県内からは、豊橋技術科学大など豊橋市にキャンパスがある3大学の学生有志らが参加。新型コロナウイルスの影響で重苦しさが漂う世の中を、優しい竹あかりが照らした。 (酒井博章)

 もとは東京五輪・パラリンピックの観戦などで来日する海外の人へ歓迎のメッセージを伝えようと、竹灯籠の明かり演出を手掛ける池田親生さんが中心となって企画した。各地で準備を進めていたが、五輪延期でプロジェクトもいったん1年先送りになったが、来年を見据えてオンラインでの開催が決まった。

 県内のチームは、愛知大地域政策学部非常勤講師の中島史朗さんが市内の学生に呼び掛け、30人が集結。昨秋ごろから学生たちが自治体や協力してくれる企業に交渉し、会場選定や地元産の竹での灯籠作りなどをしてきた。

 豊橋市の会場は野外体験施設「Roots7ファーム」。午後7時半ごろ、竹灯籠に点灯されると、集まった約40人から歓声や拍手が起こった。その後、全国各地がインターネット上でつながった。

 豊橋技術科学大工学部4年の西垣尚太朗さんは「豊橋市内で3大学の学生がつながる機会はほとんどなかった。この縁を今後も地域を盛り上げるために生かしたい」と話した。

(2020年7月28日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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