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お知らせ  2020.04.18

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オンライン授業 96%出席 名商大・院、第1週まとめ

外国人教員による英語でのビジネス科目のオンライン授業=日進市の名古屋商科大で

外国人教員による英語でのビジネス科目のオンライン授業=日進市の名古屋商科大で

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、双方向ライブ形式のオンライン授業を行っている名古屋商科大(日進市)と同大大学院(中区)は17日、10日までの第1週目の実施状況をまとめた。平均出席率は96%と、ほぼ全員が授業に参加している。

 同大は6日、同大院は4日に遠隔授業を開始した。来月26日まで実施する予定。

 同大などでは、英語による授業のみで卒業できるコースがあるため留学生が多く、日本に戻ってくることのできないフランスや中国など33カ国約230人の生徒もオンライン授業に母国から参加する。留学生を含めた科目登録者数はのべ約1万5000人。

 体育以外の全教科約280科目で実施。教員が配信する授業を、学生はリアルタイムで視聴する。教員側はモニターで学生の顔や発言を確認し、出欠も把握。授業を5回以上欠席すると、リポートや試験の結果が良くても単位が与えられないため、高い出席率を保っているとみられる。

 第1週目を終えた学生たちにアンケートを取った結果、「グループ討議、授業での発言など遠隔であっても十分成立していた」「緊張感もあって楽しかった」とおおむね好評だったという。一方、教員からは「学生からのリアクションや熱が伝わりにくい」「一画面に大勢の学生が写っているので、均等に発言させるにはテクニックが必要」などの声も上がったという。

 同大担当者は「生の授業、オンライン授業のメリット、デメリットがそれぞれあるのでフォローしながらやっていきたい」と話す。同大では来月末に実施する試験も、不正防止ツールなどを活用しながら、オンラインで行う予定だという。(平木友見子)

(2020年4月18日 中日新聞朝刊市民版より)

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