愛知大（豊橋市町畑町）と豊田工業大（名古屋市天白区）は２６日、教育や研究分野で協力する協定を結んだ。

　両大によると、単位の互換や施設の共同利用などを想定。愛知大は充実している中国語や文系の授業を豊田工大に提供もする。逆に豊田工大は工学分野の教育で愛知大に力を貸す。具体的な内容は今後、両大で協議して決める。

　名古屋市東区の愛知大車道校舎での調印式には愛知大の佐藤元彦学長、豊田工大の生嶋明学長らが出席。両学長が協定書に署名し、握手を交わした。佐藤学長は「理科系科目の教育を充実させていくことが課題だった」と述べ、生嶋学長は「中国語教育にお力添えをいただきたい」と話した。　（中村禎一郎）

（2010年4月27日　中日新聞朝刊愛知総合版より）