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お知らせ  2019.10.26

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五輪中心 スポーツ資料 豊田に中京大ミュージアム

貴重な所蔵品が所狭しと並ぶ展示室=豊田市貝津町で

貴重な所蔵品が所狭しと並ぶ展示室=豊田市貝津町で

 豊田市貝津町の中京大豊田キャンパスに23日、五輪を中心に、スポーツに関する資料を集めた「中京大スポーツミュージアム」がオープンした。

 在学生や卒業生、教職員ら同大関係者に五輪・パラリンピック出場者が88人いることから企画。昨年2月に完成した体育館2階の一角に設けた。かねて同大が収集してきた書籍やポスターに加え、選手本人や家族から寄贈された実物のメダルやユニホーム、競技で使った用具など3000点余りを所蔵し、一部を展示している。

 デジタル化した資料は細部まで拡大して見ることができるほか、映像資料も視聴できる。「晴れの舞台」としての五輪だけでなく、会場設営に伴う環境破壊や政治・国際情勢によって開催中止や選手派遣の中止に追い込まれた大会など、歴史的な変遷も学べるように展示を工夫している。

 同大スポーツ科学部教授で、ミュージアムの来田享子副館長は「スポーツの歴史教育にも生かせる施設に育てていきたい」と話し、随時展示を拡充していく計画だ。

 開館を記念し、27日までは同大2年のフィギュアスケーター宇野昌磨さんが銀メダルを獲得した平昌(ピョンチャン)五輪で着用し、寄贈された衣装も展示している。入場無料。来週以降は火、水、木曜開館。(久野賢太郎)

(2019年10月26日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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