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学生活動 2019.09.28
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体育館に避難所 仲間と宿泊体験 日赤豊田看護大 サークル「DMAC」
日本赤十字豊田看護大の災害支援サークル「DMAC」が26、27日、豊田市白山町のキャンパスで、大規模災害への対処法を学ぶ勉強会「避難所キャンプ」を初めて開いた。学内の体育館に避難所を作り、1泊する実践的な内容。事前に備えることの大切さや避難所での不便なことを、体験を通して学んだ。(久野賢太郎)
26日は災害避難の授業を受けた2年生以上の12人が参加。図面上で避難所を作った後、「ハイゼックス」と呼ばれる炊飯袋で非常食を調理し、体育館で段ボール箱を使ってベッドを用意した。停電した夜間の避難所を想定し、真っ暗な学内を歩いて危険箇所マップを作製した後、段ボールベッドで就寝。学生からは「隣の人の寝返りなど、わずかな音も気になった。隣がサークルの仲間だったのでよかったが、知らない人だと気を使う」などの声が出た。
27日は1年生も含む21人で、大学近くで避難所に指定されている小学校2校まで歩いた。経路上の危険箇所を調査し、集めた情報を地図に書き込んだ。段差や日陰の有無など、障害者やお年寄りの避難、暑い時期の熱中症対策にも配慮した意見が出され、顧問で同大の長尾佳世子講師は「看護学生らしい気配りができた」と講評した。
キャンプを企画した2年の水内(みのち)善樹さん(20)は「実際に体験して分かったことが多かった。今後の備えに役立てたい」と意義を話した。サークル長の江川紗矢香さん(19)は「災害発生時は事前の計画通りにいかない。みんなで協力し、臨機応変に対応できるようにしたい」と気を引き締めた。
DMACは「災害支援サークル」の英語の頭文字で、東日本大震災後に発足。毎年春休みと夏休みに被災地の宮城県女川町に出向き、ボランティア活動をしている。現在は1~4年生の50人ほどが中心的に活動しているという。
(2019年9月28日 中日新聞朝刊豊田版より)
26日は災害避難の授業を受けた2年生以上の12人が参加。図面上で避難所を作った後、「ハイゼックス」と呼ばれる炊飯袋で非常食を調理し、体育館で段ボール箱を使ってベッドを用意した。停電した夜間の避難所を想定し、真っ暗な学内を歩いて危険箇所マップを作製した後、段ボールベッドで就寝。学生からは「隣の人の寝返りなど、わずかな音も気になった。隣がサークルの仲間だったのでよかったが、知らない人だと気を使う」などの声が出た。
27日は1年生も含む21人で、大学近くで避難所に指定されている小学校2校まで歩いた。経路上の危険箇所を調査し、集めた情報を地図に書き込んだ。段差や日陰の有無など、障害者やお年寄りの避難、暑い時期の熱中症対策にも配慮した意見が出され、顧問で同大の長尾佳世子講師は「看護学生らしい気配りができた」と講評した。
キャンプを企画した2年の水内(みのち)善樹さん(20)は「実際に体験して分かったことが多かった。今後の備えに役立てたい」と意義を話した。サークル長の江川紗矢香さん(19)は「災害発生時は事前の計画通りにいかない。みんなで協力し、臨機応変に対応できるようにしたい」と気を引き締めた。
DMACは「災害支援サークル」の英語の頭文字で、東日本大震災後に発足。毎年春休みと夏休みに被災地の宮城県女川町に出向き、ボランティア活動をしている。現在は1~4年生の50人ほどが中心的に活動しているという。
(2019年9月28日 中日新聞朝刊豊田版より)