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イベント  学生活動  2019.09.08

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子ども食堂 大学生運営 資金と食材 確保に工夫 岡崎女子大のゼミ

学生らと食事を楽しむ子どもたち=岡崎市中町の岡崎女子大で

学生らと食事を楽しむ子どもたち=岡崎市中町の岡崎女子大で

 岡崎女子大(岡崎市中町)子ども教育学部の学生らが7日、子どもたちに無料で食事を提供する「丘の上のこども食堂」を大学内で開いた。学んだ成果を生かし、10、11月にも開催する。 (鎌田旭昇)

 学生らは権泫珠(コンヒョンジュ)教授(55)=社会福祉学=のゼミに所属する3、4年生計13人。豚肉や野菜をふんだんに使った回鍋肉(ホイコーロー)丼やレタスサラダ、ミカンゼリーなどを振る舞った。野菜は市内のスーパーから提供を受けた。

 食堂には、大学周辺の地域から親子連れら計15人が集まり、「味付けが絶妙」「栄養をたくさん取れそう」と料理を頬張った。学生ら自作のカードを使ったビンゴゲーム大会なども笑顔で楽しんだ。

 ゼミの4年生は昨年から、県内各地の子ども食堂に通って実習を重ねている。食事提供だけの食堂、遊びや宿題の面倒まで見てくれるところと、さまざまな形態があると知った。「学んだことを生かして自分たちの子ども食堂をつくりたい」と、今年1月から準備に取り掛かった。4年生でゼミ長の福崎広菜さん(21)は「丘の上のこども食堂が、子育てする親たちの息抜きとなり、地域の憩いの場になれば」と話す。

 運営費確保のため、10月から学生が魚や野菜など食材をデザインしたボールペンを販売する。1本150円で岡崎市籠田町の文具店「ペンズ・アレイ・タケウチ」や同市伊賀新町の日用品店「パッケージプラザ岡崎店」などで購入できる。

 子ども食堂は10月19日と11月30日にも開かれる。予約が必要。大人も200円で食事ができる。(問)丘の上のこども食堂=okanoue2019@gmail.com

(2019年9月8日 中日新聞朝刊三河総合版より)

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