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お知らせ  2019.08.29

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暮らしと作物 考える 農学部教授 「気候にあった品種 育てる必要性」 春日井市、名城大と連携講座

作物の成り立ちについて聞く参加者たち=春日井市鷹来町の名城大農学部付属農場で

作物の成り立ちについて聞く参加者たち=春日井市鷹来町の名城大農学部付属農場で

 春日井市と名城大農学部の連携講座が28日、同市鷹来町の農学部付属農場であった。

 農作物の栽培技術などを学ぶ年6回の通年講座受講生と、応募した市民ら16人が参加。4回目となる今回は「私たちの暮らしの中の作物」と題し、同大農学部の平野達也教授が講演した。

 平野教授は、コメやトウモロコシをはじめとする作物の成り立ちについて、野生の植物から人間の栽培しやすいものを選んできた結果、現在の形になったと説明。その中でもコメを取り巻く問題に焦点を当て、「地球温暖化がコメの品質低下を招く一因となっている」と言及した。

 また、稲わらの分解が地球温暖化に影響するメタンを多く発生させていることから、そのメタンガスの採取利用実験なども紹介した。

 コメの生産調整のために休耕田が多いことと、家畜飼料用のトウモロコシの99%以上を輸入に頼っていることに着目し、「日本の気候は水田稲作向け。休耕田を利用して飼料用のコメを育成したり、気候にあった品種を育てていくことが、今後農業には必要になってくるだろう」と締めくくった。

 受講生の野中治美さん(53)=同市岩成台2=は「家庭菜園をやっているので、新しい知識が増えて楽しい。田んぼからメタンガスを採取するというのは面白いなと思いました」と話した。

 次回の講座は9月18日に「農薬を安心・安全に使用する」というテーマで開かれる。(問)市文化・生涯学習課=0568(85)6447

 (高岡涼子)

(2019年8月29日 中日新聞朝刊近郊版より)

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