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中日新聞掲載の大学記事

2010.04.06

金城学院大と尾張旭市教委 発達障害児支援で協定

 金城学院大(守山区)と尾張旭市教委は、発達障害児らの支援協定を結んだ。4年前から、臨床心理士を目指す同大大学院生が同市の児童を支援している。県内では珍しい取り組みといい、協定で連携強化を図る。

 2006年度から、同大学院人間生活学研究科の学生が週1回、小学校を訪問。個別の支援計画に基づき、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害やその疑いのある子どもに付き添い、学校生活を手助けしている。学生の教育効果も狙う。09年度は20人が6小学校を訪れた。

 協定では、目的や活動方法などを明文化した。同大で協定書を交わした尾張旭市教委の玉置基教育長は「大学の力を借り、素晴らしい教育をしたい」と述べた。金城学院大の柏木哲夫学長は「発達障害支援は、教育関係者と臨床心理士の連携が必要。協定が市と大学、親子にプラスになれば」と話した。

(2010年4月6日 中日新聞朝刊文化版より)
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