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学生活動  2019.06.28

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巡礼姿で難民問題訴え 30日から大須 県立芸大院生・大西さん

巡礼者のいでたちで「行進する難民」を表現するパフォーマンスアートを行う大西さん=中区門前町で

巡礼者のいでたちで「行進する難民」を表現するパフォーマンスアートを行う大西さん=中区門前町で

 中区大須・門前町一帯をアートであふれさす「七夕銀河の芸術祭」(中日新聞社など後援)が30日から7月7日までの8日間、開かれる。注目を浴びそうなのが、県立芸術大大学院2年の大西佑弥さん(23)=熱田区六番町=が繰り広げる「巡礼者パフォーマンスアート」だ。

 芸術祭は、県立芸術大、名古屋芸術大、名古屋造形大の学生たちが実行委員会をつくり、作品展示やライブペイントを繰り広げる。

 大西さんは30日と7月6、7日の3日間の午前10時から午後6時まで、巡礼者のいでたちで大須・門前町一帯を歩き回り、「行進する難民」を表現する。

 大西さんは大学院で身体と芸術表現の関係性を研究する傍ら、NPO法人「国連UNHCR協会中部連絡所」の契約社員として、広報活動や資金調達活動に携わる。「難民問題が国際社会に突き付けられる中、難民の人たちが歩く距離に思いをはせながら歩き、少しでも寄り添いたかった」とパフォーマンスを思い立った。

 3日間、自身で製作した衣装とつえを持ち、歩き通す。不審者と間違われないよう、のぼりを携えた後輩が付き添って歩く。大西さんは「趣旨を理解してくれた方たちがパフォーマンスを見て、何かを感じてもらえたらうれしい」と話す。

 パフォーマンスを見かけ、インスタグラムやフェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)に写真を投稿した人には、案内所で記念品が渡される。 (小島哲男)

(2019年6月28日 中日新聞朝刊市民版より)

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