遊びを通して子どもの健やかな成長を図る体験イベント「ファミリーからだあそびフェスタ」（中日新聞社、中日新聞社会事業団など後援）が１９日、春日井市総合体育館で開かれた。市内を中心に３３０人の親子が参加、歓声を上げながら体を動かした。

　乳幼児のころから身近な道具を活用した遊びで、体と心、さらに頭脳のバランス良い成長を目指すＮＰＯ法人アイデアＣ体創協会（事務局・碧南市）が主催。市内の中部大の学生らがボランティアで子どもたちの遊び相手を務めた。

　会場では、大きな布風船を数人で突き上げたり、長い布を両端で持って布上でボールをやりとりしたり、趣向を凝らした遊びに親子や子ども同士が息を合わせて取り組んだ。

　段ボールをつないだ「巨大キャタピラ」を上手にこなしていた市内の年少園児（３つ）は「面白い。もっとやる」と大はしゃぎだった。

　保護者向けに、中部大生命健康科学部の酒井俊郎教授による、遊びと脳の発達の講義もあった。（小蔵裕）

（2019年5月21日　中日新聞朝刊近郊版より）