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お知らせ  2019.05.22

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統合失調症診断に光 タンパク質増減が鍵 名大・名城大

 名古屋大大学院医学系研究科と名城大薬学部の研究グループは、統合失調症の発症と特定のタンパク質の増減に関係があることを突き止めた。診断への応用が期待される。研究成果は英国の科学誌に掲載された。

 統合失調症は脳内の精神機能がうまく働かず、幻覚や意欲減退などを引き起こす疾患。発症から治療開始までの期間が長くなるほど症状が悪化するが、初期段階での客観的な検査方法が確立されておらず、診断が難しいとされる。

 研究グループは、統合失調症患者と健康な人の計120人から採血し、細胞を培養。タンパク質の発現状況を比較したところ、4つのタンパク質、6つのタンパク質がそれぞれ特定の増減パターンを示す場合に、統合失調症の発症を見分けやすくなっていることが分かった。この2パターンを基準に、患者と健康な人を判別した場合の精度は、60~80%台だったという。

 名大大学院の尾崎紀夫教授(精神医学)は「今後はタンパク質が症状の形成にどう関与しているかなどを調べ、統合失調症の発症メカニズム解明につながることが期待される」と話した。

(2019年5月15日 中日新聞朝刊25面より)

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