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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2019.05.20

愛知大学野球 春季リーグ 愛工大 名門復活 39季ぶり18度目V

39季ぶりの優勝を決めてナインに胴上げされる愛工大の平井監督(中)=パロマ瑞穂野球場で(金田好弘撮影)

39季ぶりの優勝を決めてナインに胴上げされる愛工大の平井監督(中)=パロマ瑞穂野球場で(金田好弘撮影)

 愛知大学野球春季リーグ戦(中日スポーツ後援)は19日、パロマ瑞穂球場で第7週の2試合を行い、愛工大が愛院大に4-2で連勝。99年秋以来、39季ぶり18度目の優勝を飾った。2位の中部大が勝ち点4で並んでも勝率で上回る。愛工大は23年ぶり10度目の全日本大学野球選手権大会(6月10日から7日間・神宮、東京ドーム)出場が決定。6月10日の東京ドーム第3試合で東日本国際大(南東北)と対戦する。中京大は名城大を2-1で下して、勝ち点を3とした。

 歓喜の声が空にこだました。愛工大が1部復帰即優勝の快挙を成し遂げた。最後の打者を三振に抑えた右腕・新村はマウンドでガッツポーズ。ナインも拳を突き上げてVの味をかみしめる。全国制覇経験を持つ名門の復活劇が見事に完結した。

 「今日は新村がいい投球をしてくれた。相手のミスを生かして先制点を取れたのも大きかったですね」と平井光親監督(52)。3度の胴上げ後、市川主将がウイニングボールを持って来た。感謝して受け取った指揮官。OBの一人として感慨深げな表情をみせた。

 12年秋から2部低迷が続いた愛工大。17年1月に就任した平井監督は堅守と機動力の重要性を説き続けた。しかし、結果はすぐに出なかった。昨春は2部優勝決定戦へ進めず、1部に復帰した今季の目標も現実的な入れ替え戦回避だった。

■予想以上の成長

 しかし、選手は予想以上の成長をみせた。今季は試合ごとにスタメンを変える指揮官の意図を理解して練習から準備するようになり、この日はエンドランなどサインプレーを全て成功させた。「目標達成へ一丸になれるようになった」。指揮官は目を細めるばかりだ。

 大学選手権は、初戦が東京ドームの試合となり、神宮でのプレーには2試合勝つ必要がある。平井監督はミーティングで次の目標を掲げた。「神宮に行こう」。堅守と機動力が武器の愛工大の野球を貫いて、この思いを現実にする。 (川越亮太)

▽2回戦(愛工大2勝)
愛院大 000000002―2
愛工大 02001100x―4
本塁打 福本(院)
(愛工大は39季ぶり18度目の優勝)
▽2回戦(中京大2勝)
名城大 000001000―1
中京大 00200000x―2

(2019年5月20日 中日スポーツ8面より)

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