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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2019.05.17

愛知大学野球 春季リーグ あすから第7週 V争いクライマックス!

愛院大戦でのフル回転が予想される愛工大のエース・新村将斗投手(川越亮太撮影)

愛院大戦でのフル回転が予想される愛工大のエース・新村将斗投手(川越亮太撮影)

 愛知大学野球春季リーグ戦(中日スポーツ後援)は18日から第7週の試合を行う。首位を走る愛工大は、5位の愛院大と今季の最終カードを戦い、連勝すれば1999年秋以来、39季ぶり18度目の優勝が決まる。しかし、1敗すれば、第7週に試合が組まれていない2位の中部大に自力優勝の可能性が復活する。逃げる愛工大か、追う中部大か-。V争いはいよいよクライマックスに突入する。

■大一番へ気合

 39季ぶりの優勝は自分たちの手で決める。これが愛工大ナイン共通の思いだ。第7週の愛院大戦に連勝すれば、他校の結果にかかわらずV決定。しかし、1敗すれば、優勝争いは試合が組まれていない第8週にもつれ込む。待つ立場にはなりたくない。市川主将の言葉にも自然と力がこもる。

 「愛院大戦は自分たちの底力が試される。でも、やるべきことをしっかりやれば、後から結果はついてくる。目の前のことをしっかり集中してプレーする愛工大の野球を徹底していきたいです」

 勝ち点を奪えば優勝だった中部大戦は2回戦に勝って王手をかけた。しかし、3回戦は緊張に押しつぶされて惜敗。市川主将は「いつもと違う雰囲気で自分たちのペースで戦えなかった」。4番の稲生に決勝3ランを浴びたエースの新村も「やっちゃいけないことをした」と反省し、フル回転が予想される愛院大戦に向け「もう同じ失敗はしません」と意気込む。

 平井光親監督(52)も選手の力を信じる。「キーマンは全員。僕は彼らの力を信じます。先制してペースを握る愛工大らしい野球をしたいです」。ロッテ時代に数々の修羅場を経験した指揮官は頂点にたどり着くことがいかに厳しいかを十分理解している。だからこそ、「決められる時に決めなければいけない」とハッパを掛ける。

 一方、第7週は待つ立場となっているのが2位の中部大だ。第6週で愛院大に連勝し、勝ち点3で愛工大に並んだ。逆転Vの行方はライバルの結果次第だが、2017年春以来となる優勝の希望は捨てていない。主砲の稲生が率直な心中を明かす。「自分たちの手でこの状況に持ち込むことができたので、できれば第8週にしびれる試合をしてみたい」。この意見にエースの平松も賛同。「ここまできたら神宮にいきたい。(優勝の)チャンスが巡ってきてほしい」と祈りを込める。

 リーグ戦がない週末は吉報が届くのを待ちながら紅白戦を行い、試合勘を保つ。堀田崇夫監督(45)は「2年ぶりの優勝の可能性が生まれてきたので、ワクワクしているところはあります」。果たして、勝利の女神はどちらのチームにほほ笑むか。 (川越亮太)

■こちらも逆転の可能性あり!! 3位中京大、4位 名城大が激突

 第7週は勝ち点2で並んでいる3位・中京大と4位・名城大が直接対決する。上位2校がともに最終カードで勝ち点を落とした場合は両校に逆転Vの可能性が生まれるだけに、勝ち点を3にしておきたいところ。中京大の半田監督は「やっとウチらしい野球ができるようになってきた。最終カードで意地を見せたい」。一方、名城大の安江監督は「秋のシーズンにつなげるためにも正面からぶつかり、名城らしい野球で結果を求めていきたい」と話していた。

(2019年5月17日 中日スポーツ10面より)

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