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スポーツ 2019.05.10
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男子三島が東海C出場権獲得 女子は小西V 東海テレビ杯争奪 中部学生ゴルフ
第40回東海テレビ杯争奪中部学生ゴルフ選手権最終日は9日、愛知県の三好CC西コース(男子7315ヤード、女子6045ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、男子は三島泰哉(中部学院大4年)が通算1オーバーで優勝し、今秋のトップ杯東海クラシックの出場権を獲得した。女子は小西美帆(名商大4年)が小島彩夏(中部学院大1年)をプレーオフで下して初優勝した。なお、男子3位までにトップ杯東海のマンデー出場権、女子も3位タイまでに東海クイーンズの出場資格が与えられた。
■執念1打差守る
「一番勝ちたい試合をやっと勝てました」。三島の顔がほころんだ。これまで中部学生、中日杯、CBC杯、会長杯と勝ってきた三島が、唯一取れなかったのが東海テレビ杯だった。実は学生の試合で唯一、優勝者にプロツアー(トップ杯東海)出場資格が与えられるのがこの試合。「これまで中部オープンや岐阜県オープンには出ていますが、ツアーは初めてなんです」と三島。その執念はすごかった。
10番で後輩の水田に1打差に迫られた。ティーショットで水田に50、60ヤード置いていかれる。だが、ショートゲームで、その1打差を最後まで守り切った。それも「最後の3、4ホールは1ピンぐらいのパーパットが入ってくれた」というもの。実に1パットパーは9回でパット数27だ。
「冬の間、ずっとアプローチ練習をしてきた。だから、きょうの三好のグリーンは速くて難しかったけど、寄せられました」と笑顔を見せた。今年、プロのQTに挑戦するという。「3年間、必死にやってみます。ダメならきっぱりあきらめます」と強い姿勢で臨む。
祖母・美知子さんの支援を受けながらゴルフを始めた三島が最初に報告したのはやはり美知子さんだった。 (児玉光雄)
■小西「やっと勝てた」
「4年生になってやっと勝てました」。そう言うと、女子優勝の小西の目に涙がたまった。
奈良県の中央部にある明日香村から名商大にやってきた。だが、ゴルフの名門はもう昔の話。いまでは、2部落ちも現実味を帯びている。そんな中で頑張ってきて4年目、ついに小西が優勝を手にした。名商大生としても実に久しぶりの優勝だ。
この東海テレビ杯は3、2着ときていた相性のいい大会だった。そのわけは、三好CCは大学に隣接しており、毎日の練習コース。表彰後は三好CCの関係者に祝福された。「古墳しかないところだけど、田舎に帰って就職したい」という小西は「その前に中部学生に勝ちたい」目標がある。
(2019年5月10日 中日スポーツ9面より)
■執念1打差守る
「一番勝ちたい試合をやっと勝てました」。三島の顔がほころんだ。これまで中部学生、中日杯、CBC杯、会長杯と勝ってきた三島が、唯一取れなかったのが東海テレビ杯だった。実は学生の試合で唯一、優勝者にプロツアー(トップ杯東海)出場資格が与えられるのがこの試合。「これまで中部オープンや岐阜県オープンには出ていますが、ツアーは初めてなんです」と三島。その執念はすごかった。
10番で後輩の水田に1打差に迫られた。ティーショットで水田に50、60ヤード置いていかれる。だが、ショートゲームで、その1打差を最後まで守り切った。それも「最後の3、4ホールは1ピンぐらいのパーパットが入ってくれた」というもの。実に1パットパーは9回でパット数27だ。
「冬の間、ずっとアプローチ練習をしてきた。だから、きょうの三好のグリーンは速くて難しかったけど、寄せられました」と笑顔を見せた。今年、プロのQTに挑戦するという。「3年間、必死にやってみます。ダメならきっぱりあきらめます」と強い姿勢で臨む。
祖母・美知子さんの支援を受けながらゴルフを始めた三島が最初に報告したのはやはり美知子さんだった。 (児玉光雄)
■小西「やっと勝てた」
「4年生になってやっと勝てました」。そう言うと、女子優勝の小西の目に涙がたまった。
奈良県の中央部にある明日香村から名商大にやってきた。だが、ゴルフの名門はもう昔の話。いまでは、2部落ちも現実味を帯びている。そんな中で頑張ってきて4年目、ついに小西が優勝を手にした。名商大生としても実に久しぶりの優勝だ。
この東海テレビ杯は3、2着ときていた相性のいい大会だった。そのわけは、三好CCは大学に隣接しており、毎日の練習コース。表彰後は三好CCの関係者に祝福された。「古墳しかないところだけど、田舎に帰って就職したい」という小西は「その前に中部学生に勝ちたい」目標がある。
(2019年5月10日 中日スポーツ9面より)