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お知らせ 2019.04.18
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鈴鹿医療科大院が来春コース開設 細胞検査士を養成へ
鈴鹿医療科学大学院は2020年4月に、顕微鏡を通して肉眼で細胞を検査する「細胞検査士」の養成コースを新たに開設する。中部地区の大学院としては初めて。細胞検査士は、がん細胞やがん細胞に変わる前の異型細胞をいち早く見つけ出し、がんの早期発見と早期治療につなげる。
細胞検査士は、公益社団法人日本臨床細胞学会が、細胞検査に関する高度な専門能力を持つ臨床検査技師に認定する資格。臨床検査技師の上級職にあたり、資格取得には臨床検査技師の国家資格を取得していることが条件となる。細胞検査士の17年度の全国合格率は38.1%。県内では約70人が資格を保持している。
コースは、大学院医療科学研究科の臨床検査学分野に設ける。細胞診断学特論と細胞診断学実習、提携先病院での病理・細胞診臨床実習などを実施し、認定資格の取得に必要なカリキュラムを用意する。大学の4年間で確実に臨床検査技師の国家資格を取得し、大学院でじっくり細胞検査士の認定を受ける学びに打ち込むのが望ましい。
臨床検査学分野の森下芳孝教授は「日本人の2、3人に1人は一生のうちに何らかのがんにかかるといわれており、社会的なニーズがある。医療現場のキャリア形成にも役立つ」と話した。(梅田歳晴)
(2019年4月18日 中日新聞朝刊三重版より)
細胞検査士は、公益社団法人日本臨床細胞学会が、細胞検査に関する高度な専門能力を持つ臨床検査技師に認定する資格。臨床検査技師の上級職にあたり、資格取得には臨床検査技師の国家資格を取得していることが条件となる。細胞検査士の17年度の全国合格率は38.1%。県内では約70人が資格を保持している。
コースは、大学院医療科学研究科の臨床検査学分野に設ける。細胞診断学特論と細胞診断学実習、提携先病院での病理・細胞診臨床実習などを実施し、認定資格の取得に必要なカリキュラムを用意する。大学の4年間で確実に臨床検査技師の国家資格を取得し、大学院でじっくり細胞検査士の認定を受ける学びに打ち込むのが望ましい。
臨床検査学分野の森下芳孝教授は「日本人の2、3人に1人は一生のうちに何らかのがんにかかるといわれており、社会的なニーズがある。医療現場のキャリア形成にも役立つ」と話した。(梅田歳晴)
(2019年4月18日 中日新聞朝刊三重版より)