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スポーツ  2019.01.14

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吉永が総合連覇 ショートトラック 全日本選手権

総合優勝した吉永一貴=帝産アイススケートトレーニングセンターで

総合優勝した吉永一貴=帝産アイススケートトレーニングセンターで

 全日本選手権最終日は13日、長野県帝産アイススケートトレーニングセンターで行われ、男子で前日の2種目を制した19歳の吉永一貴(中京大)が1000メートル、3000メートルでともに2位に入り、2大会連続3度目の総合優勝を果たした。1000メートルで1位となった渡辺啓太(阪南大職)が総合2位。

 女子は22歳の菊池純礼(トヨタ自動車)が1000メートルを制し、総合で初優勝した。1000メートル3位の平井亜実(中京大)が総合2位に入った。

■完全優勝は逃し「悔しさ大きい」

 総合成績で2連覇を果たした吉永の表情に喜びは少なかった。1000メートル、3000メートルともライバルに先着を許した。「今日はいい成績ではなかった。完全優勝を狙っていたので悔しさも大きい」と淡々と振り返った。昨年11月には1500メートルでW杯を制した。国内で思い描いた圧勝を果たせず、悔しさがにじみ出た。

 1000メートル決勝は後手に回った。優勝した渡辺と激しい抜き合いを演じたが一歩及ばなかった。3000メートルはレース展開の読みが甘く、勝機を逃した。

 平昌冬季五輪は1000メートルの13位が最高だった。昨春に中京大へ進学後、スピードを落とさないコーナリングに磨きをかけてきた。「今、世界のトップ選手は休んでいる人が多い。ここで頑張れば差が詰まり、3年後に勝負できる」。視線の先に2022年北京五輪を捉えながら、地道に実績を積み重ねている。

■世界選手権代表に吉永ら7人を選出

 日本スケート連盟は13日、世界選手権(3月8〜10日、ソフィア)の代表を発表した。全日本選手権で総合優勝した男子の吉永一貴(中京大)、女子の菊池純礼(トヨタ自動車)ら7人が選ばれた。その他の代表は次の通り。
 ▽男子 渡辺啓太(阪南大職)菊池耕太(恵仁会)横山大希(トヨタ自動車)
 ▽女子 平井亜実(中京大)渡辺碧(トヨタ自動車)

(2019年1月14日 中日新聞朝刊23面より)

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