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イベント 2018.11.16
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日本画で感動伝えたい 岐阜 名古屋と熊本の団体合同展

作品を紹介する長谷川さん=岐阜市の加藤栄三・東一記念美術館で
黎明の会のメンバーで、名古屋芸術大教授の長谷川喜久さん(54)=岐阜市=と、崇城大美術学科の中村賢次教授は学生時代の同級生。2016年4月の熊本地震の発生を受け「文化に携わる者がやるべきこと」を2人で話し合い、震災の記憶を風化させず、地震後も続けている創作活動の一端を紹介して多くの人に感動を伝えようと、合同展を企画した。
岐阜での開催は、名古屋と大阪に次いで3カ所目。今回は、両グループの計14人が計32点を出品。夏が終わって枯れたヒマワリを哀愁を帯びたタッチで仕上げた作品や、ササユリを華やかに描いた日本画などが並ぶ。
長谷川さんは「企画展の趣旨も大切だが、各作家が描いた日本画一つ一つを純粋に楽しんでほしい。作品もそう願っていると思います」と話していた。
午前9時〜午後5時。月曜休館。観覧料は高校生以上300円、小中学生は150円(市内の小中学生は無料)。(高橋貴仁)
(2018年11月16日 中日新聞朝刊岐阜・近郊総合版より)