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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2018.10.29

3連盟王座決定戦 中部学院大V

 明治神宮大会の出場権を懸けた第14回愛知・北陸・東海地区3連盟王座決定戦(中日新聞社後援)最終日は28日、浜松市の浜松球場で決勝を行い、中部学院大(開催枠=東海2位)が5−0で皇学館大(同1位)を下し、4年ぶり3度目の優勝を果たした。最優秀選手賞(MVP)は中部学院大の若山蒼人、敢闘賞は皇学館大の中川奎太の両投手が選ばれた。

 中部学院大は6回、福尾の2点二塁打で先制。8回にも福尾が2点三塁打を放ち、試合を決定付けた。皇学館大はわずか2安打だった。

 明治神宮大会は11月9日に開幕。中部学院大は大会初日に関西5連盟第2代表と対戦する。

■大会無失点でMVP

 右下手からの直球が打者の手元で伸びるため、球速表示より速く感じさせる。スライダー、カーブを効果的に交えた。2試合連続先発の中部学院大の若山は4回まで「0」を並べて試合の流れをつくった。今大会は11回無失点。MVPを手にすると「打たせて取るタイプなのでバックのおかげ」とチームメートに感謝した。

 プロ入りの願いはかなわなかった。今季の岐阜リーグは1勝どまり。「スカウトの目を意識しすぎ、球速を求めて力んだ」のが要因だった。もう気持ちを切り替え、肩の力も抜けて本来の投球が戻った。明治神宮大会は社会人での成長につなげる場となる。

▽決勝
中部学院大(東海2位) 000002021―5
皇学館大(東海1位) 000000000―0

(2018年10月29日 中日新聞朝刊21面より)

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