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お知らせ 2018.08.29
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飛べ「がまキューブ」 愛知工科大などの人工衛星完成
愛知県蒲郡市の愛知工科大が、市内の中小企業の協力で製作していた超小型人工衛星「がまキューブ」が完成し、西尾正則教授らが28日、大学で会見してお披露目した。29日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)に引き渡す。最終審査を経て、10月29日に鹿児島県の種子島から打ち上げられるH2Aロケットに搭載される。
衛星は一辺が10センチの立方体で、重さ1.36キロ。打ち上げ後、高度613キロを周回する。
太陽光パネルで蓄電し、西尾教授らが遠隔操作で100ワットの発光ダイオード(LED)を点滅させる。学生や市民らに肉眼で、周回を確認してもらう。魚眼レンズも備えており、撮影した宇宙空間の映像を地上で見ることができる。約7年間、地球を周回した後、落下して燃え尽きる。
名前の「がまキューブ」は公募で決めた。産学連携を目的に、金属加工の7社が協力。振動や真空状態に耐える試験を重ね、約2年がかりで製作した。西尾教授は「不具合にも素早く対応してもらった。ようやくロケットに載せてもらえるところまできて、ほっとしている」と話した。
(2018年8月29日 中日新聞朝刊28面より)
衛星は一辺が10センチの立方体で、重さ1.36キロ。打ち上げ後、高度613キロを周回する。
太陽光パネルで蓄電し、西尾教授らが遠隔操作で100ワットの発光ダイオード(LED)を点滅させる。学生や市民らに肉眼で、周回を確認してもらう。魚眼レンズも備えており、撮影した宇宙空間の映像を地上で見ることができる。約7年間、地球を周回した後、落下して燃え尽きる。
名前の「がまキューブ」は公募で決めた。産学連携を目的に、金属加工の7社が協力。振動や真空状態に耐える試験を重ね、約2年がかりで製作した。西尾教授は「不具合にも素早く対応してもらった。ようやくロケットに載せてもらえるところまできて、ほっとしている」と話した。
(2018年8月29日 中日新聞朝刊28面より)