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学生活動  2018.08.20

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歩いて伝統や文化に触れる 大学生が県内で五街道ウオーク

目的地の笹尾山にたどり着いた参加者たち=関ケ原町関ケ原で

目的地の笹尾山にたどり着いた参加者たち=関ケ原町関ケ原で

 学生たちが旧街道を歩き、各地の伝統や文化に触れる「五街道ウオーク」が19日まで2日間、県内を巡った。初日は美濃加茂市をスタートして美濃市などを歩き、美濃和紙作りや鵜飼いの歴史を学んだ。2日目は大垣城などに足を運びながら、無事に目的地の関ケ原町の関ケ原の戦いの古戦場に到着した。

 旧街道沿いにある地域の歴史や文化を学び、地元学生と交流を深める目的で、文京学院大(東京)の学生でつくる実行委員会が隔年で企画して11回目。今年は美濃加茂市から京都市まで中山道を歩く計画で、7つのコースを設けた。1日1コースずつ実施する。

 2日目は中京学院大(中津川市)や岐阜聖徳学園大(岐阜市)の学生も加わり、計70人ほどで愛知県犬山市の犬山城を出発。大垣市では豊臣秀吉が一夜にして築いたとの逸話の残る墨俣城や、石田三成が関ケ原の戦いで入城したとされる大垣城などを見学した。

 関ケ原町野上の中山道松並木からは徒歩で旧街道をたどった。4.7キロほど歩いて午後には関ケ原の戦いの跡地が一望できる関ケ原町の笹尾山に到着。参加者は一息つきながらなだらかな合戦地の草原や、再現された石田三成の陣地などを散策して楽しんでいた。

 実行委員長を務めた文京学院大3年の京野航也さんは「至る所に歴史の跡が残っていて、歩いているだけで楽しい。自分の足で歩く大事さを感じた」と話した。

 五街道ウオークはコースごとに参加者を募集しており、21日以降は滋賀県と京都府を巡る。25日まで。(服部桃)

(2018年8月20日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)

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