日進市は１日、市内にある名古屋外国語大、名古屋学芸大、同大短期大学部と連携協定を結んだ。

　同市と両大学はこれまでにも、大学図書館の開放や留学生の交流事業などで連携してきた。今回の協定により、市業務の大学への委託や、市施設での実習学生の受け入れなど、より広範な事業が可能となる。

　調印式で、萩野幸三市長は「大学の知的財産、学生のパワーをまちづくりに生かしたい」とあいさつ。名古屋外国語大の水谷修学長は「近くの地域の人の知恵を借り、学生に生きる力を身に付けさせたい」、名古屋学芸大の井形昭弘学長も「市民に愛させる大学へのスタートになる」と歓迎した。

　市は新年度、同市にぎわい交流館で学生によるランチの提供、長時間保育の補助、ポスターデザインの委託などの事業を予定している。

（2010年2月2日　中日新聞朝刊なごや東版より）