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2010.01.31
森本と鈴木が2冠 大回転とS大回転 中部日本学生スキー
スキーの第55回中部日本学生選手権(中日新聞社共催)第1日は30日、長野県白馬村の岩岳スキー場で男女6種目を行い、男子のスーパー大回転と大回転で森本優希(中京大)がともに初優勝。女子も鈴木栄子(同)が同じ2種目を制した。
距離では男子10キロクラシカルで加野雅士(名工大)が優勝。同20キロリレーは名大が制した。
■期待の新星 持ち味発揮
中京大の期待の1年生、森本は「最初から2つ取る気でいた」と胸を張った。最初に行われたスーパー大回転でいきなり優勝。続いてもっとも得意な大回転では、さらに持ち味を発揮した。
気温が上がり、場所によっては硬いコースが緩み、足が流れる選手が続出した。だが、「自分は気にならなかった」。178センチ、80キロの体格を利した力強い滑りでスピードに乗った。
祖父母がロッジを経営する岐阜県のスキー場で、幼いころから雪に親しんだ。飛騨高山高時代も期待されたが、素質が成績につながらない。大学生となった今季は練習メニューも自分たちで考える環境となり、「基本練習が一番大切」と思い当たった。
陸上トレーニングで体をつくり直し、外側の足に体重をかけるターンの基本を繰り返し確認。地道な練習を結果に結び付け、大きな自信も手にした。「自分にとって価値のある大会になった。次は全国の上位で同じように勝負したい」 (海老名徳馬)
(2010年1月31日 中日新聞朝刊スポーツ版より)
距離では男子10キロクラシカルで加野雅士(名工大)が優勝。同20キロリレーは名大が制した。
■期待の新星 持ち味発揮
中京大の期待の1年生、森本は「最初から2つ取る気でいた」と胸を張った。最初に行われたスーパー大回転でいきなり優勝。続いてもっとも得意な大回転では、さらに持ち味を発揮した。
気温が上がり、場所によっては硬いコースが緩み、足が流れる選手が続出した。だが、「自分は気にならなかった」。178センチ、80キロの体格を利した力強い滑りでスピードに乗った。
祖父母がロッジを経営する岐阜県のスキー場で、幼いころから雪に親しんだ。飛騨高山高時代も期待されたが、素質が成績につながらない。大学生となった今季は練習メニューも自分たちで考える環境となり、「基本練習が一番大切」と思い当たった。
陸上トレーニングで体をつくり直し、外側の足に体重をかけるターンの基本を繰り返し確認。地道な練習を結果に結び付け、大きな自信も手にした。「自分にとって価値のある大会になった。次は全国の上位で同じように勝負したい」 (海老名徳馬)
(2010年1月31日 中日新聞朝刊スポーツ版より)