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イベント 2018.07.16
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ノーベル賞候補 吉野教授が講演 名城大校友会60周年
スマートフォンなどに使われるリチウムイオン電池の開発者でノーベル賞の有力候補とされる名城大の吉野彰教授が15日、名古屋市内で講演し、開発の経緯などを紹介した。
今年で創立60周年を迎えた名城大校友会の記念事業で講演。卒業生ら420人が耳を傾けた。
吉野教授は電池の歴史に触れながら、従来の蓄電池に比べて3分の1に軽量化、小型化されたリチウムイオン電池の特徴を紹介。新材料との巡り合いや、発火に関する実験で安全性への懸念を乗り越えたことが「開発の決め手になった」と述べた。
リチウムイオン電池の用途は、スマートフォンなどから電気自動車へと拡大している。吉野教授は「次の大きな変革が進行中」とした上で、「2035年ごろには自動運転の電気自動車が普及するのでは」と未来を予測した。
(2018年7月16日 中日新聞朝刊県内版より)
今年で創立60周年を迎えた名城大校友会の記念事業で講演。卒業生ら420人が耳を傾けた。
吉野教授は電池の歴史に触れながら、従来の蓄電池に比べて3分の1に軽量化、小型化されたリチウムイオン電池の特徴を紹介。新材料との巡り合いや、発火に関する実験で安全性への懸念を乗り越えたことが「開発の決め手になった」と述べた。
リチウムイオン電池の用途は、スマートフォンなどから電気自動車へと拡大している。吉野教授は「次の大きな変革が進行中」とした上で、「2035年ごろには自動運転の電気自動車が普及するのでは」と未来を予測した。
(2018年7月16日 中日新聞朝刊県内版より)