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■外国人教員比率 中部地区1位(全国7位)
 朝日新聞出版発行:大学ランキング2024年版「外国人教員の比率(規模別・学生数3000人以上)」の項目より (2022年度実績)

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イベント  2018.06.16

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小説翻訳 30年の境地 東大名誉教授・柴田さん 名古屋外大で講演

 米国文学などの翻訳を手掛ける東京大名誉教授の柴田元幸さん(63)が、日進市の名古屋外国語大で、「翻訳せずにはいられない−小説訳して30年」と題して講演した。(菅谷仁志)

 昨年のマーク・トウェイン作「ハックルベリー・フィンの冒けん」など翻訳は数多く、大学での授業内容をまとめた「翻訳教室」など自身の著書も多い。

 講演は、同大の30周年記念事業の一環。同じ外国文学の翻訳の専門家として親交のある同大の野谷文昭教授が14日にコーディネートし、学生や教職員、一般の参加者を含め約400人が集まった。

 柴田さんは、前方のスライドに英語原文の作品を投影しながら、翻訳の仕事の実例を紹介。状況に合わせて文章の語順か量どちらを優先するか決めたり、難しい言葉を訳すときはできるだけ漢語を用いたり、考える過程を披露した。

 野谷教授との対談の中でも「小説は美しく、響きのいい言葉だけでできているわけではない。読みやすくすればいいのではなく、原文に合わせる」「作者に張り合う人は翻訳ではなく創作をすべきだ。翻訳者は『お仕えする』という意識を持っていたほうがいい」と持論を語った。

 聴講した三牧弘尚さん(21)=4年=は「翻訳も好きに訳せばいいのではなく、口調や語意の普及度などを気にしなければならない」と話した。

(2018年6月16日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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