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学生活動  2018.05.19

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アレルギー対応食を動画で 愛知文教女子短大 月末にもレシピ公開

卵を使わないオムライスを調理する様子を撮影する学生ら=稲沢市の愛知文教女子短大で

卵を使わないオムライスを調理する様子を撮影する学生ら=稲沢市の愛知文教女子短大で

 子どもの食物アレルギー対策や教育に力を入れる愛知文教女子短大(稲沢市稲葉)は、今月末にも、学生らが考案したアレルギー対応食の動画レシピの紹介を、専用ホームページで始める。

 学生らが14日に初めて動画を撮影したのは「卵を使わないオムライス」。昨年度の卒業生が考案したレシピで、卵の代わりに絹豆腐やカボチャフレークなどを混ぜ合わせて使う。

 食物栄養専攻の2年生4人が、黄色い生地をクレープのように焼き上げ、ケチャップライスに盛り付けた。

 同大は2003年から毎年クリスマスに合わせ、食物アレルギーの子どもを招いたフルコースの昼食会を開催している。栄養士などを目指す食物栄養専攻の学生たちが、アレルギーの原因となる卵、小麦、乳を使わずに仕上げたレシピを考案している。

 今回は、文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」に応募し、選ばれた。保育施設での誤食事故を防ごうと、保育施設で働く栄養士と保育士を対象にした食物アレルギーに関する教育プログラム作りを目指す。

 動画配信はその一環で、より多くの人に対応食のレシピを、分かりやすく手軽に知ってもらえるようにと企画。撮影で使う「食物アレルギー教育研究トレーニングルーム」は昨年11月に開所した。約120平方メートルで、調理台や冷蔵庫などがあり、調理する手元を撮影できるよう、ビデオカメラや動画編集機材が備えられている。

 家庭で作る保護者向けに加え、保育施設での調理も想定した多人数分のレシピと動画も配信する予定。

 担当する安藤京子教授(65)=調理学=は「少し工夫をすれば、みんなでおいしく食べることができる。動画やレシピを参考にしてアレルギーのある人も、ない人も一緒に作り、一緒に食べてほしい」と話す。

 動画は、事業の一環で開設したホームページ「はっぴぃーと」で検索。はっぴぃーとは「ハッピー」と「イート(食べる)」を合わせた造語。(秦野ひなた)

(2018年5月19日 中日新聞朝刊近郊総合版より)

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