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学生活動 2018.05.18
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祖父江の果樹農家が民泊計画 地元短大生連携 体験プラン検討
稲沢市祖父江町の果樹農家「稲沢フルーツ園」は来年から、農業体験ができる民泊を始めることを検討している。地元の愛知文教女子短大の学生と連携して体験プログラムの内容を考える。学生が15日、初めて同園を見学した。(秦野ひなた)
園主の石田正幸さん(70)はもともと花き農家。「高齢になり、鉢花は日々の温度管理が大変」と数年前から生産量を減らし、成長が比較的ゆっくりという果樹を増やしてきた。
現在は約4000平方メートルほどで、バナナやマンゴー、ブドウ、レモンなど10種類以上を育てている。昨年からレモンやキンカンの収穫、ミカンの定植などの農作業体験も始めた。
農作業体験は好評で、「自然を味わってもらい、農作業を通じて家族の会話を増やしてもらいたい」と今度は「農家民泊」を企画。農園近くにある自宅の離れの一軒家を活用する。毎週末限定で1組を受け入れ、農作業のほか、収穫した果物を使ったジャム作りなどを体験してもらう。
農園は木曽川を挟んで、岐阜県羽島市のJR岐阜羽島駅からも近く、新幹線を利用した大阪や東京からの利用客も見込む。
民泊を始める前に、実際にプログラムを体験してもらい、意見をもらいながら準備をしようと、愛知文教女子短大と連携することに。授業の一環として、同大の情報ビジネスコースの1年生7人が協力する。
15日は学生たちが1時間ほどかけ、バナナの収穫や桃の間引き、パッションフルーツの交配などを体験。同園で採れたバナナなどでピザも作った。
坪井菜摘さん(18)は「カエルやヘビにも遭遇して、非日常を体験できた。お客さんがたくさん来てくれるような、楽しいプランを考えたい」と話した。
学生たちは今後、夏や秋にも同園を訪れ、農業体験をしながらプログラムを提案する。
石田さんは「短い時間だったけれど楽しんでもらえ、手応えを感じた。できるだけ農薬を使わずに栽培している農法を通じ、食の安全についても考えるきっかけにしてもらえれば」と語った。
(2018年5月18日 中日新聞朝刊尾張版より)
園主の石田正幸さん(70)はもともと花き農家。「高齢になり、鉢花は日々の温度管理が大変」と数年前から生産量を減らし、成長が比較的ゆっくりという果樹を増やしてきた。
現在は約4000平方メートルほどで、バナナやマンゴー、ブドウ、レモンなど10種類以上を育てている。昨年からレモンやキンカンの収穫、ミカンの定植などの農作業体験も始めた。
農作業体験は好評で、「自然を味わってもらい、農作業を通じて家族の会話を増やしてもらいたい」と今度は「農家民泊」を企画。農園近くにある自宅の離れの一軒家を活用する。毎週末限定で1組を受け入れ、農作業のほか、収穫した果物を使ったジャム作りなどを体験してもらう。
農園は木曽川を挟んで、岐阜県羽島市のJR岐阜羽島駅からも近く、新幹線を利用した大阪や東京からの利用客も見込む。
民泊を始める前に、実際にプログラムを体験してもらい、意見をもらいながら準備をしようと、愛知文教女子短大と連携することに。授業の一環として、同大の情報ビジネスコースの1年生7人が協力する。
15日は学生たちが1時間ほどかけ、バナナの収穫や桃の間引き、パッションフルーツの交配などを体験。同園で採れたバナナなどでピザも作った。
坪井菜摘さん(18)は「カエルやヘビにも遭遇して、非日常を体験できた。お客さんがたくさん来てくれるような、楽しいプランを考えたい」と話した。
学生たちは今後、夏や秋にも同園を訪れ、農業体験をしながらプログラムを提案する。
石田さんは「短い時間だったけれど楽しんでもらえ、手応えを感じた。できるだけ農薬を使わずに栽培している農法を通じ、食の安全についても考えるきっかけにしてもらえれば」と語った。
(2018年5月18日 中日新聞朝刊尾張版より)