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中日新聞掲載の大学記事

スポーツ  2018.05.02

中部学院大 円角有 初優勝 中京テレビ杯争奪中部女子学生ゴルフ

149センチの小柄な身体でプロツアー出場を決めた円角有希はトロフィーを頭上に掲げて喜びを表した=中京GCで

149センチの小柄な身体でプロツアー出場を決めた円角有希はトロフィーを頭上に掲げて喜びを表した=中京GCで

 第13回中京テレビ杯争奪中部女子学生ゴルフ選手権は1日、中京GC石野コース(6363ヤード、パー72)で高校生43人、大学生20人が参加して開かれ、円角(えんかく)有希(中部学院大2年)が69で回り初優勝、中京テレビ・ブリヂストン・レディスオープン(5月18〜20日、中京GC)の出場資格を獲得した。また、2位から7位までが主催者推薦選考会の出場権を得た。

■悲願のプロツアー

 自信とはすごいものだ。円角が昨年暮れの会長杯、そして先の中日杯学生に続き、この試合も制し、うれしいプロのツアー出場を決めた。

 スタートホールの1番のパー4はティーショットを失敗して2打目が190ヤードも残った。5Wで打つとまた右にふけた。「でも、グリーンの右端に運よくオンしていた。そこからショットの修正をしながら」(円角)、前半3バーディー、ノーボギーの33。1パットのパーは2回だけというから修正能力の高さがわかる。後半は1バーディー、1ボギーの36で前半の貯金をしっかり守った。

 金沢学院東高時代より、20ヤードほど伸びたドライバーだけでなく、すべてのクラブの飛距離が伸びた。「高校のときはスクールバスで帰ってくると遅かった。でも、大学では練習できる時間があるから」と、週1の筋トレも含めて授業以外は練習に集中した成果だ。

 大きな副産物もあった。大の苦手だったパットも練習で驚くほど上達したという。高3の時には北陸予選で落ちて中部アマにも出場できなかった。プロの試合も「高校の時に北陸(片山津GC)で日本女子オープンがあって、ギャラリーの案内役をしただけ」という。身長149センチとこの日出場した高校生を含めて一番の小柄な大学2年生が、あれよあれよと夢舞台をつかんだ。

 (児玉光雄)

(2018年5月2日 中日スポーツ8面より)

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