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学生活動 2018.04.02
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熱田の歴史 カルタに 若手経営者ら制作、販売
熱田区の老舗飲食店などを経営する若手でつくる「あつた宮宿(みやしゅく)会」は、熱田神宮周辺の地元の歴史を題材にした「名古屋あつたカルタ」を作った。1日、神宮で開かれた「あつた朔日(ついたち)市」で初披露し、販売を始めた。
神宮の門前町として栄えた東海道五十三次の41番目の宿場町・宮宿(みやのしゅく)にちなみ、41枚の絵札で古代から現在までを振り返る。宮宿会の構成メンバーでプロダクトデザインを手掛ける山田空太さん(37)、Takashi SAKAUEさん(32)が絵札をデザイン。読みの句は、古事記や日本史の専門家に取材し、熱田区が発祥とされる「都々逸(どどいつ)」の形式「七七七五」のリズムに可能な限り合わせた。
熱田神宮の読み札は「台地の先端 ツルギを守って 二千の年月 熱田さん」。遊郭があった神戸(ごうど)町や魚市場でにぎわった大瀬子町なども取り上げた。
この日はカルタの体験会を開き、朔日市の開催に協力している名古屋学院大の学生が札を読んだ。愛知教育大付属名古屋小5年の男児(11)は「熱田区の歴史がよく分かった」と話していた。
カルタを担当した宮宿会の刈谷治輝さん(36)は「地元でも知られていない歴史ネタをふんだんに盛り込んだ。熱田への愛着を深めてもらえれば」と話す。
税込み2000円。あつた蓬莱(ほうらい)軒や白鳥庭園などの協力店舗のほかインターネットでも販売する。(市川泰之)
(2018年4月2日 中日新聞朝刊なごや東版より)
神宮の門前町として栄えた東海道五十三次の41番目の宿場町・宮宿(みやのしゅく)にちなみ、41枚の絵札で古代から現在までを振り返る。宮宿会の構成メンバーでプロダクトデザインを手掛ける山田空太さん(37)、Takashi SAKAUEさん(32)が絵札をデザイン。読みの句は、古事記や日本史の専門家に取材し、熱田区が発祥とされる「都々逸(どどいつ)」の形式「七七七五」のリズムに可能な限り合わせた。
熱田神宮の読み札は「台地の先端 ツルギを守って 二千の年月 熱田さん」。遊郭があった神戸(ごうど)町や魚市場でにぎわった大瀬子町なども取り上げた。
この日はカルタの体験会を開き、朔日市の開催に協力している名古屋学院大の学生が札を読んだ。愛知教育大付属名古屋小5年の男児(11)は「熱田区の歴史がよく分かった」と話していた。
カルタを担当した宮宿会の刈谷治輝さん(36)は「地元でも知られていない歴史ネタをふんだんに盛り込んだ。熱田への愛着を深めてもらえれば」と話す。
税込み2000円。あつた蓬莱(ほうらい)軒や白鳥庭園などの協力店舗のほかインターネットでも販売する。(市川泰之)
(2018年4月2日 中日新聞朝刊なごや東版より)