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お知らせ  2018.03.14

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セグウェイ 公道を快走 名古屋で走行実験 「周遊観光の目玉に」

セグウェイに乗り、横断歩道を渡る名古屋学院大生ら=名古屋市熱田区で

セグウェイに乗り、横断歩道を渡る名古屋学院大生ら=名古屋市熱田区で

 立ったまま乗る電動二輪車「セグウェイ」の東海地方初の公道での走行実験が13日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場一帯で行われた。歩行者や自転車も通行する歩道を走行し、安全性を確認した。市や大学、地域団体でつくる協議会は、観光ガイドが案内する周遊ツアーの実現を目指して今後も実験を続ける。(横山大輔)

 セグウェイは米国で2001年に開発された。重心移動など直感的に操作できることから、手軽な乗り物として世界的に普及している。日本国内では公道走行は法律上できず、利用はゴルフ場など公道外にとどまっていたが、近年は規制緩和が進み、関東地方で走行実験が行われている。

 この日の実験は、昨年10月に発足した「熱田地域搭乗型移動支援ロボット実証実験推進協議会」が実施。国際会議場の広場から名古屋学院大までの歩道約500メートルを、6台のセグウェイが片道15分ほどかけて走行した。

 行き交う人の注目を集め、手を振り合ったりあいさつを交わす場面もあった。ドライバーとして実験に協力した同大4年の長野智仁さんは「見晴らしもいいし、地域の人とも交流できた。地元の住みよさを改めて感じた」と話した。

 協議会会長の水野晶夫名古屋学院大教授は「安全性やセグウェイならではの楽しさを理解いただけたと思う。歩道も広い名古屋の街の特長を生かし、点在する観光拠点を周遊する新たな観光の目玉にできる。熱田の地域で研究を進めていきたい」と意欲を語った。

(2018年3月14日 中日新聞朝刊15面より)

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