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2009.12.18
中京大 堅守で中大に挑む
■あす全日本大学サッカー選手権開幕
19日に東京・西が丘サッカー場などで開幕する全日本大学サッカー選手権大会に、中京大が東海リーグ2位で、10年連続32度目の出場。初戦は20日で、埼玉県さいたま市のNACK5スタジアム大宮で、昨年の優勝校・中大に挑む。昨年の全日本選手権は初戦で広島経大に0−5と大敗したが、メンバーの大半が残った今年、前回の悔しさを晴らそうとチームは結束する。
■昨年のリベンジ
中京大は、東海大学リーグから唯一、今夏のユニバ日本代表に選ばれた3年生DF森本を中心に、リーグ最少失点の堅守を誇る。リーグ3位の得点は、チーム最多でも3年生FW斎藤の6得点だが、18人が1得点以上を記録している。突出したストライカーは不在だが、どこからでも得点できる強みがある。
攻撃のカギを握るのが、セットプレーのキッカーも務める3年生MF福井。攻撃的なポジションならどこでもこなすが、千葉・市船橋高時代は得意のドリブルに頼りがちだった。「大学に入って、周りのレベルが上がってから、パスを出すことが面白くなった」と、プレースタイルを変えた。4年生DF小林が、「正確なボールをける。得点には必ず絡んでいる」と話すように、チームメートの信頼も厚い。
強豪の中大には来季、名古屋グランパスに入団するDF新井がいる。福井は、「前線に入れたボールをはね返された。高くて強いが、攻撃の方法はいくつもある」と、セットプレーでの攻撃のバリエーションをイメージして、練習に励んでいる。強敵相手だが、全力でぶつかるつもりだ。
砂田浩克監督(38)は「このチームは、昨年の悔しさを覚えている。名前負けしなければ、互角以上の戦いができる」。けが人も戻りつつあるチームの現状に自信を深めている。 (伊東朋子)
(2009年12月18日 中日スポーツ8面より)
19日に東京・西が丘サッカー場などで開幕する全日本大学サッカー選手権大会に、中京大が東海リーグ2位で、10年連続32度目の出場。初戦は20日で、埼玉県さいたま市のNACK5スタジアム大宮で、昨年の優勝校・中大に挑む。昨年の全日本選手権は初戦で広島経大に0−5と大敗したが、メンバーの大半が残った今年、前回の悔しさを晴らそうとチームは結束する。
■昨年のリベンジ
中京大は、東海大学リーグから唯一、今夏のユニバ日本代表に選ばれた3年生DF森本を中心に、リーグ最少失点の堅守を誇る。リーグ3位の得点は、チーム最多でも3年生FW斎藤の6得点だが、18人が1得点以上を記録している。突出したストライカーは不在だが、どこからでも得点できる強みがある。
攻撃のカギを握るのが、セットプレーのキッカーも務める3年生MF福井。攻撃的なポジションならどこでもこなすが、千葉・市船橋高時代は得意のドリブルに頼りがちだった。「大学に入って、周りのレベルが上がってから、パスを出すことが面白くなった」と、プレースタイルを変えた。4年生DF小林が、「正確なボールをける。得点には必ず絡んでいる」と話すように、チームメートの信頼も厚い。
強豪の中大には来季、名古屋グランパスに入団するDF新井がいる。福井は、「前線に入れたボールをはね返された。高くて強いが、攻撃の方法はいくつもある」と、セットプレーでの攻撃のバリエーションをイメージして、練習に励んでいる。強敵相手だが、全力でぶつかるつもりだ。
砂田浩克監督(38)は「このチームは、昨年の悔しさを覚えている。名前負けしなければ、互角以上の戦いができる」。けが人も戻りつつあるチームの現状に自信を深めている。 (伊東朋子)
(2009年12月18日 中日スポーツ8面より)