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お知らせ 2018.01.30
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日本国際賞に名城大・吉野氏 国際科学技術財団
国際科学技術財団は30日、スマートフォンなどのモバイル電子機器に用いるリチウムイオン電池を開発した旭化成名誉フェローの吉野彰氏(70)=名城大教授=らに2018年の日本国際賞を贈ると発表した。「モバイル革命の原動力となった」と評価した。
充電可能なリチウムイオン電池は小型で大容量なのが特長で、1991年に実用化された。ノート型パソコンやスマホ、電気自動車で使われる。
吉野氏は80年代、電池の電極にコバルト酸リチウムと炭素材料を使うと、電極間をリチウムのイオンが行き来して電池の役割を果たすと実証した。
リチウムイオン電池を巡っては、材料を発見した米国のジョン・グッドイナフ氏(95)が01年に同賞を受賞している。財団は、吉野氏にも賞を贈るのは「実用可能なシステムを作った功績があるため」としている。
このほか、生物の体内にある異物を攻撃するリンパ球を発見した米国のマックス・クーパー氏(84)と、オーストラリアのジャック・ミラー氏(86)にも同賞を贈る。授賞式は4月18日に東京都内で行われ、計1億円の賞金が贈られる。
(2018年1月30日 中日新聞夕刊3面より)
充電可能なリチウムイオン電池は小型で大容量なのが特長で、1991年に実用化された。ノート型パソコンやスマホ、電気自動車で使われる。
吉野氏は80年代、電池の電極にコバルト酸リチウムと炭素材料を使うと、電極間をリチウムのイオンが行き来して電池の役割を果たすと実証した。
リチウムイオン電池を巡っては、材料を発見した米国のジョン・グッドイナフ氏(95)が01年に同賞を受賞している。財団は、吉野氏にも賞を贈るのは「実用可能なシステムを作った功績があるため」としている。
このほか、生物の体内にある異物を攻撃するリンパ球を発見した米国のマックス・クーパー氏(84)と、オーストラリアのジャック・ミラー氏(86)にも同賞を贈る。授賞式は4月18日に東京都内で行われ、計1億円の賞金が贈られる。
(2018年1月30日 中日新聞夕刊3面より)