最終講義に臨む石原教授＝大垣市の岐阜経済大で

　大垣市の岐阜経済大で２６日、３月末で退職する前学長で経済学部教授の石原健一さん（６８）の最終講義が開かれた。

　経営学部スポーツ経営学科の学生に「経済学における計量経済学の発展とその有効性について」と題して講義。計量経済学の理論や歴史について語った。

　学生運動を嫌って４年遅れて大学に進んだ学生時代や就活した時の逸話なども語り、「最初から研究者になりたいと思って大学院に進んだわけではない。何とかこの大学に採用された」と振り返った。

　石原教授は関西大大学院経済学研究科の博士課程を経て、１９８４年に岐阜経済大経済学部に専任講師として着任。９９年に教授となり、専門は計量経済学と経済統計学。２０１３年２月から１７年３月まで学長を務め、大垣女子短大との法人合併を推進した。（滝田健司）

（2018年1月27日　中日新聞朝刊西濃版より）