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イベント  2018.01.23

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三河農業の将来を議論 愛知大 関係者や学生らシンポ

学内にとどまらない次世代人材育成の連携を訴える岩崎学部長(左)ら=豊橋市町畑町で

学内にとどまらない次世代人材育成の連携を訴える岩崎学部長(左)ら=豊橋市町畑町で

 三河地域が誇る農業を将来にわたって維持しようと、豊橋田原広域農業推進会議による「次世代農業人材育成シンポジウム」が22日、豊橋市町畑町の愛知大豊橋キャンパスであった。

 4月に愛知大地域政策学部に食農環境コースが新設されることを記念して開催。農業関係者や学生ら約150人が出席した。

 パネルディスカッションでは、同大地域政策学部の岩崎正弥学部長が「農業と地域を結ぶには学内にとどまらない関係者同士の連携が欠かせない」と指摘。「若者に農業を魅力と感じてもらうためには農業界の働き方改革や次世代農業人材をサポートする環境づくりが大切だ」と話した。

 渥美農業高校の福井敏幸教頭は「若者には農業に夢を持つ姿勢が不足しており、農業のイメージを変える必要がある」と指摘。種苗会社トヨタネの川西裕康社長は観光と連携したグリーンツーリズムの必要性を主張。農業体験会などを開いている農家福井直子さんは、農業へ経営学の知識を導入する必要性を訴えた。

 基調講演として、熊本県益城町でトヨタなどと連携して農業に取り組むベイリーフ栽培会社の井出剛社長が「人工知能(AI)の活用などを進め、3次産業に負けない力強い農業を実現することが大切だ」と話した。(五十幡将之)

(2018年1月23日 中日新聞朝刊東三河版より)

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