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2009.12.13
東海大学サッカー 名大14年ぶり1部昇格ならず
■入れ替え戦 愛知学泉大に敗れる
東海大学サッカーリーグの1、2部入れ替え戦、愛知学泉大(1部9位)−名大(2部3位)の第2戦が12日、愛知学泉大グラウンドで行われ、4−1で勝った愛知学泉大が2戦合計5−1として1部残留を決めた。名大は14年ぶりの1部昇格を逃した。
■青年監督落胆も 復活へ手ごたえ
目標の1部復帰は一気に砕け散った。前半39分、名大は先制点を許すと40、43分と連続失点。「ウチの選手は点を取られるとシュンとなる。悪い癖が出た」と元野誠監督(28)は落胆した。同大大学院博士課程で研究を続けながら後輩の指揮を執り「負けたのは残念だが、少しずつ力がついてきた」と復活への手ごたえを感じた。
最後に1部に在籍したのが1996年。以降、2部では1部との入れ替え戦に出ることもなく低迷。1部復帰の道は遠のくばかりだった。少子化対策として、知名度アップのためサッカー部を強化する私大が続出。静岡大が2部降格した今季は1部10チームはすべて私学になった。そんななかで国立名大の意外な躍進。主将のDF長尾は「3年前に人工芝のグラウンドができてからですね」と技術面を高めやすい環境を理由の1つに挙げた。刈谷、名東など愛知県内の上位校出身が何人かそろい、今年は清水ユース出身の深沢が入学。時代の流れに逆らうようにチャンスをつかんだが、あと一歩で届かなかった。 (木本邦彦)
愛知学泉 4−1 名 大
▽得点者【愛】大谷、関、岸辺、布目
【名】横田
(写真)名大−愛知学泉大 前半17分、名大FW吉田悠(左)がシュートを放つもGKに阻止され、先制を逃す=愛知学泉大グラウンドで
(2009年12月13日 中日スポーツ9面より)
東海大学サッカーリーグの1、2部入れ替え戦、愛知学泉大(1部9位)−名大(2部3位)の第2戦が12日、愛知学泉大グラウンドで行われ、4−1で勝った愛知学泉大が2戦合計5−1として1部残留を決めた。名大は14年ぶりの1部昇格を逃した。
■青年監督落胆も 復活へ手ごたえ
目標の1部復帰は一気に砕け散った。前半39分、名大は先制点を許すと40、43分と連続失点。「ウチの選手は点を取られるとシュンとなる。悪い癖が出た」と元野誠監督(28)は落胆した。同大大学院博士課程で研究を続けながら後輩の指揮を執り「負けたのは残念だが、少しずつ力がついてきた」と復活への手ごたえを感じた。
最後に1部に在籍したのが1996年。以降、2部では1部との入れ替え戦に出ることもなく低迷。1部復帰の道は遠のくばかりだった。少子化対策として、知名度アップのためサッカー部を強化する私大が続出。静岡大が2部降格した今季は1部10チームはすべて私学になった。そんななかで国立名大の意外な躍進。主将のDF長尾は「3年前に人工芝のグラウンドができてからですね」と技術面を高めやすい環境を理由の1つに挙げた。刈谷、名東など愛知県内の上位校出身が何人かそろい、今年は清水ユース出身の深沢が入学。時代の流れに逆らうようにチャンスをつかんだが、あと一歩で届かなかった。 (木本邦彦)
愛知学泉 4−1 名 大
▽得点者【愛】大谷、関、岸辺、布目
【名】横田
(写真)名大−愛知学泉大 前半17分、名大FW吉田悠(左)がシュートを放つもGKに阻止され、先制を逃す=愛知学泉大グラウンドで
(2009年12月13日 中日スポーツ9面より)