稲沢市稲葉の愛知文教女子短大の学生が、３大アレルゲンの卵、小麦、乳を使わず仕上げたコース料理を、食物アレルギーのある子どもとその家族ら５７人に学内で提供した。

　提供したのは、生活文化学科食物栄養専攻の２年生４２人。クリスマスに合わせ、アレルギーを気にせず食事を楽しんでもらおうと、調理と接客係に分かれ、豆腐サラダやホウレンソウのポタージュ、白身魚のフリッター、キャロットライス、サツマイモプリンなど８品を振る舞った。

　岐阜市市橋の主婦（４２）は、長女（１２）、乳製品などにアレルギーのある次女（７つ）と訪問。普段は気軽に外食できないといい「きょうは気にせずにおいしい食事を味わえた」と笑顔を見せた。

　同短大２年の荒島菜々子さん（２０）は「おいしいと食べてもらえたし、料理に興味を持って質問してくれる子もいてうれしかった」と話した。（秦野ひなた）

（2017年12月26日　中日新聞朝刊尾張版より）

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