豊川市は、市内で進める公共施設再編計画をマンガで紹介する冊子を作った。岡崎市の愛知産業大造形学部デザイン学科４年の女子学生４人に作成を依頼し、年末までに来年１月号の「広報とよかわ」とともに配布する。市の各支所と公民館、主なコンビニ店にも置く。

　冊子はＡ４判、８ページ。架空の喫茶店を舞台に、現在進められている小坂井地区の公共施設再編計画や、計画的に施設の改修を進める予防保全などについて、主人公の恋模様を絡めて優しく解説した。

　作成したのは、４年木本知里さん（２２）が代表を務めるサークル「創作活動同好会」のメンバー。ストーリー作りと、人物や公共施設などの絵の担当を分担し、半年ほどかけて完成させた。

　着色やグラフ作りなどを担当した木本さんは「ゼロから市の計画を聞き、説明の盛り込み方が難しかった。この冊子で理解を深めてもらえれば」と話した。（吉田幸雄）

（2017年12月19日　中日新聞朝刊東三河総合版より）

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