熊本県のＰＲキャラクター「くまモン」が２１日、四日市市萱生町の四日市大を訪れ、昨年４月の熊本地震後、被災地で学生らが続ける支援活動に感謝を伝えた。

　大講義室のステージに支援団体の学生をはじめ岩崎恭典学長、森智広市長ら２５人が集まり、くまモンを迎えた。くまモンは団体代表の鬼頭浩文教授に「おうえんありがとうだモン」と書かれた色紙を渡した。鬼頭教授は「これからも継続的に行くので、現地で会いましょう」と応じた。

　団体は東日本大震災を機に結成され、現在は学生と教職員をはじめ５０人が所属する。熊本地震発生の３週間後に熊本県西原村に入り、避難所の掃除や高齢被災者へのマッサージに取り組んだ。隔月で同村の仮設住宅を訪れ、茶会を開き、マッサージもしている。

　くまモンは２０日には、いなべ市北勢町京ケ野新田の機能性フィルム製造会社「きもと」三重工場を訪れた。同社はブルーシートや土のうなどの救援物資を熊本県宇土市へ運んだ。（芝野享平）

（2017年11月25日　中日新聞朝刊北勢版より）

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