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2017.11.25

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ラグビー全国大学選手権あす開幕 朝日大 小薗主将中心に初戦必勝だ!!

■東北学院大戦 激しさ徹底

 ラグビーの全国大学選手権が26日、名古屋市のパロマ瑞穂ラグビー場で開幕する。1回戦は午後1時開始。6大会連続6度目の出場の朝日大(東海・北陸・中国・四国代表)は東北学院大(東北・北海道代表)と対戦する。初戦突破へ、フランカー(FL)小薗恭平主将(4年)は接点での激しさを徹底し、チームをけん引する。

■接点の質向上 2点差で敗退した昨年の雪辱果たす

 全国選手権を前にした練習で、朝日大の吉川充監督(45)は「ブレークダウン(接点)の質を上げていこう」と声を掛けた。小薗は「全国での戦いは接点で負けると圧倒される。自分たちのキーワードの激しさを徹底したい」と、全ての油断を排除して臨む。

 2回戦からの登場となった昨年の選手権には苦い思い出がある。1回戦を勝ち上がった福岡工大に36−38で競り負け、関東や関西の強豪と戦う前に大会を去った。「先を見すぎていた」。小薗は足元を見つめ直した。

 小薗は鹿児島工高卒業後、就職するつもりで、朝日大と福岡工大からの進学の話を一度は断った。しかし吉川監督が再度、鹿児島まで勧誘に訪れたことで、大学でも競技に打ち込もうと決意した。

 ボールを持つ華やかなプレーに走った1年生では出場機会が少なかった。2年生からロックのポジションも経験し、タックルやサポートプレーの大切さを学び、FLのレギュラーに定着。トンガからの留学生で、破壊力抜群のナンバー8バイラヌが抜けた今季は主将を任された。FLの相棒にサモア人留学生のソウソウ(1年)が加わった。

 「ボールを持ったプレーは外国人の方が強いが、見えないところの仕事を増やしたい。サポートに行けば接点でのプレーが増えるし、ボールももらえる。僕がしっかり激しさを出していく」と小薗。卒業後は柔道整復師の資格取得を目指す。競技者として、集大成の選手権で完全燃焼する。 (伊東朋子)

 ▼小薗恭平(こぞの・きょうへい) 1995(平成7)年8月29日生まれ、鹿児島市出身の22歳。177センチ、96キロ。ポジションはフランカー。中学までは野球部。鹿児島工でラグビーを始め、3年で全国大会出場。朝日大では2年からレギュラーに定着した。

(2017年11月25日 中日スポーツ8面より)

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