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2017.11.18

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がん患者の思い 絵画に 名芸大生、寄り添う作品展

 名古屋芸術大の学生たちが緩和ケア病棟のがん患者らに寄り添おうと、描いた絵画展「Hand Hospeace〜医療(いのち)と美術〜」が17日、北名古屋市徳重の同大西キャンパス「アート&デザインセンター」で始まった。22日まで。(鈴木あや)

 美術学部アートクリエイターコース3年の19人が本年度、授業でがん経験者や医師に話を聞き、患者の気持ちに思いをはせて制作。水彩や色鉛筆などで描いた39点が並ぶ。

 がん経験者らの「毎日当たり前にしていることが幸せ」との言葉が心に残ったという伊藤みのりさん(21)は自分が普段、通学路で見る川原とサギを縦8センチ、横10センチの絵にした。「見た人がそれぞれお気に入りの場所や風景を思い出すきっかけになれば」と話す。

 数人のグループで森を童話風に描いた大型作品(縦約1.5メートル、横約3メートル)では、木や草むらに小動物が紛れており、探して楽しめる。15人のがん経験者や患者一人一人の思い出を学生が聞き、絵で表現したカレンダーもある。

 展示は午後0時15分〜6時で、19日は休館。作品の一部は展示後、岡崎市の県がんセンター愛知病院や岐阜県各務原市の東海中央病院に飾られる。

(2017年11月18日 中日新聞朝刊尾張版より)

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