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2017.11.07
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旧加藤家住宅で記憶のアート展 名芸大生
北名古屋市六ツ師の国登録有形文化財「旧加藤家住宅」で、同市の名古屋芸術大生と卒業生によるアート展「記憶の庭で遊ぶ」が開かれている。12日までで、無料。
明治から昭和にかけて建てられた旧加藤家住宅は高齢者が懐かしい思い出を語り合い、脳の活性化などに役立てる「回想法」にも活用されており、アート展のテーマは「記憶」。学生と卒業生計11人が、同住宅から湧いたイメージと、自身の思い出をもとにそれぞれ立体作品などを制作した。
土間の炊事場や食事の部屋には、紙を「おはよう」「いただきます」の文字形に切り取り、家族の会話の痕跡のように散らした作品「おはようから、おやすみまで」を展示。庭には小さなガラス作品が点在しており、宝探しのように楽しめる。
美術学部2年の刑部(おさかべ)ちひろさん(20)は、暗い板張りの廊下に、足跡を描いた絵画「ひびく」を置いた。小学生の時、校舎で板張りの廊下をわざと音を立てて走った思い出が原点。木目に似せた黒の背景などで、子どもの感じる暗闇の怖さも表現した。「子どもの時の感覚を思い出してくれたら」と話している。
(2017年11月7日 中日新聞朝刊尾張版より)
■関連大学はこちら
・ 名古屋芸術大学
明治から昭和にかけて建てられた旧加藤家住宅は高齢者が懐かしい思い出を語り合い、脳の活性化などに役立てる「回想法」にも活用されており、アート展のテーマは「記憶」。学生と卒業生計11人が、同住宅から湧いたイメージと、自身の思い出をもとにそれぞれ立体作品などを制作した。
土間の炊事場や食事の部屋には、紙を「おはよう」「いただきます」の文字形に切り取り、家族の会話の痕跡のように散らした作品「おはようから、おやすみまで」を展示。庭には小さなガラス作品が点在しており、宝探しのように楽しめる。
美術学部2年の刑部(おさかべ)ちひろさん(20)は、暗い板張りの廊下に、足跡を描いた絵画「ひびく」を置いた。小学生の時、校舎で板張りの廊下をわざと音を立てて走った思い出が原点。木目に似せた黒の背景などで、子どもの感じる暗闇の怖さも表現した。「子どもの時の感覚を思い出してくれたら」と話している。
(2017年11月7日 中日新聞朝刊尾張版より)
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