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2017.11.18

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避難所に役立てて 名古屋学芸大生 間仕切り公開 熊野市と官学連携

 名古屋学芸大(愛知県日進市)は17日、官学連携先の熊野市で、学生考案の避難所用間仕切りを公開した。熊野市の依頼を受けてメディア造形学部デザイン学科の4年生が制作した。(木造康博)

 間仕切りは、段ボールやベニヤ板、結束バンドなどを材料に使い、軽量、安価な上、1室分が30分ほどで組み立てられる特徴を持つ。傷病者や妊婦といった、中に入る人の属性を示す表札も添えられる。

 制作に携わった飯田愛理さん(21)は「それぞれのメンバーのアイデアを少しでも実現できればうれしい」と採用の具体化に期待した。

 このほか、熊野産木材を生かした玩具や香酸かんきつ「新姫(にいひめ)」を模したせっけん、熊野の風景や特産をあしらった市職員向けのネームホルダーなど、デザイン学科の2〜4年生49人が手掛けた作品約70点も披露した。

 同大は2012年度から特産品やまちの景観などのデザイン面で熊野市に協力しており、15年6月に「デザイン協定」を締結。今回提案された作品は25日〜12月8日に熊野市文化交流センターで展示する。

(2017年11月18日 中日新聞朝刊くろしお版より)

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