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2017.11.27

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学生作 避難所間仕切り 名学芸大 提携の熊野市で公開

 名古屋学芸大(日進市)は、官学連携先の三重県熊野市で、学生考案の避難所用間仕切りを公開した。同市の依頼を受けてメディア造形学部デザイン学科の4年生が製作した。

 間仕切りは、段ボールやベニヤ板、結束バンドなどを材料に使い、軽量、安価な上、一室分が30分ほどで組み立てられる特徴を持つ。傷病者や妊婦といった、中に入る人の属性を示す表札も添えられる。製作に携わった飯田愛理さん(21)は「それぞれのメンバーのアイデアを少しでも実現できればうれしい」と採用の具体化に期待した。

 このほか、熊野産材を生かした玩具や地元特産の香酸かんきつ「新姫(にいひめ)」を模したせっけんなども披露した。

 同大は2012年度から特産品やまちの景観などのデザイン面で熊野市に協力しており、15年6月に「デザイン協定」を締結。今回提案された作品は12月8日まで同市文化交流センターで展示する。 (木造康博)

(2017年11月27日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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