HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2017.11.16
この記事の関連大学
北斎の巨大だるま再現 23日 200年前と同じ名古屋で
200年前の名古屋で人気浮世絵師・葛飾北斎が120畳大の紙に巨大だるま絵を即興で描いたイベントが23日、当時も会場となった本願寺名古屋別院(西別院、名古屋市中区門前町)で再現される。
来年で開創300年を迎える西別院の記念事業。江戸時代後期の1817(文化14)年秋にあったイベントの経緯は、尾張藩士高力種信(こうりきたねのぶ)(猿猴庵(えんこうあん))の記録に詳しいが、作品自体は失われ、実現に向けた手法の研究を県立芸術大の阪野智啓(ばんのともひろ)准教授(42)=日本画専攻=に委託した。
その結果、二層構造の丈夫な手すき和紙を1900枚つないで縦約18メートル、横約11メートルの用紙を作り、最も太い線を描く大筆は重さ計15キロのわらを編み、ほぼ猿猴庵の記録通りに再現できることが分かった。
15日は、日本画家藤田哲也さん(39)らが縦約8メートル、横約5.4メートルの紙にだるま絵を描き、本番での動きや用具の使い勝手を確認した。
当日は午前9時半から描き始める。境内では縁市やよさこい踊りなどで200年前のにぎわいを演出するほか、阪野准教授らを講師にミニだるま絵を描くワークショップも開かれる。雨天の場合は25日か26日に順延。観覧無料。(問)西別院=052(321)0028(谷村卓哉)
(2017年11月16日 中日新聞朝刊県内版より)
■関連大学はこちら
・ 愛知県立芸術大学
来年で開創300年を迎える西別院の記念事業。江戸時代後期の1817(文化14)年秋にあったイベントの経緯は、尾張藩士高力種信(こうりきたねのぶ)(猿猴庵(えんこうあん))の記録に詳しいが、作品自体は失われ、実現に向けた手法の研究を県立芸術大の阪野智啓(ばんのともひろ)准教授(42)=日本画専攻=に委託した。
その結果、二層構造の丈夫な手すき和紙を1900枚つないで縦約18メートル、横約11メートルの用紙を作り、最も太い線を描く大筆は重さ計15キロのわらを編み、ほぼ猿猴庵の記録通りに再現できることが分かった。
15日は、日本画家藤田哲也さん(39)らが縦約8メートル、横約5.4メートルの紙にだるま絵を描き、本番での動きや用具の使い勝手を確認した。
当日は午前9時半から描き始める。境内では縁市やよさこい踊りなどで200年前のにぎわいを演出するほか、阪野准教授らを講師にミニだるま絵を描くワークショップも開かれる。雨天の場合は25日か26日に順延。観覧無料。(問)西別院=052(321)0028(谷村卓哉)
(2017年11月16日 中日新聞朝刊県内版より)
■関連大学はこちら
・ 愛知県立芸術大学