女性が活躍できる社会を支援していく、金沢「カッコいい女子の会」の発足第１弾の勉強会「カッコいいを科学する」は２５日夜、野々市市の金沢工業大で一般、学生の男女約１００人が参加して開かれた。

　金沢工大の産学連携事業として開催。「女子の会」代表の大砂雅子同大産学連携室教授が基調講演で「地方から若い女性が消える」と問題提起した。

　パネル討論では「カッコいい生き方」について議論。県人材確保・定住政策推進室主任主事の田中宏和さんは「目標に向かって一生懸命頑張っている人」、金沢工大２年の阪野真子さんは「自分の意志を通せる人」を挙げた。

　「チャレンジする人」と答えた金澤ブルワリー社長の鈴森由佳さんは「失敗したときは神様がくれた試練と思えばいい」、同様に同大４年の小林和真さんは「失敗を振り返ることで成長できる」と語った。

　進行役の「女子の会」副代表、白木みどり同大基礎教育部教授は「いろんな角度から『カッコいい』を考え、生き方のヒントを見つけていきたい」と述べた。

　次回勉強会は１１月１７日午後１時半から、金沢市のしいのき迎賓館で開き、塩谷亨金沢工大心理科学研究所長・教授が「ポジティブ心理学」について講演する。（問）メールｋｋｊ＠ｓｈａｂｅｎ．ｊｐへ。

　（山本義之）

（2017年10月27日　北陸中日新聞15面より）

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