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2017.10.12

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日本の風景 名作並ぶ 平松さん、母校愛大で絵画展

 日本画家平松礼二さん(76)の名作が並ぶ特別展示会が12日、母校の愛知大豊橋校舎(豊橋市町畑町)で始まる。東三河や全国各地の風景画を中心に約80点を展示する。11日、平松さんも来場して開場式があった。

 東京都出身の平松さんは県立旭丘高美術科を卒業後、愛知大法経学部(当時)に進学し名古屋校舎で学んだ。

 1990年代からは、日本美術の影響を受け「ジャポニスム」を表現した19世紀フランスの画家モネの拠点、パリ郊外のジベルニー村に通って創作に取り組んだ。今春には愛知大から名誉博士号を授与された。

 会場には紅葉が美しい「阿寺の七滝(三河)」や「路(みち)・三河湾」などの風景画のほか、平松さんが11年間にわたり雑誌「文芸春秋」の毎号に描いた表紙画の一部も展示している。

 幅4メートルのびょうぶ絵「空へ向かう睡蓮(すいれん)」(2016年)は初公開。モネが描いた池のスイレンを前に、桜の花とモミジの葉をちりばめた作品。開場式後、平松さんは「異なる四季を融合する感性は、西洋人にも理解してもらえた。日本人としてジャポニスムの恩返しができた」と話した。

 展示は大学記念館で11月14日まで。日月曜休みだが、5日は開館。入場無料。(阿部竹虎)

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(2017年10月12日 中日新聞朝刊県内版より)
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