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中日新聞掲載の大学記事

2017.10.12

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藤田医科大に改名へ 藤田保健衛生大 来秋にも

 藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)が「藤田医科大学」への改名を検討していることが分かった。開学50周年を迎える2018年秋にも変更したい考え。今月中にも文部科学省に名称変更を申請する。医学部がある大学の改名は極めて珍しい。医学部があることを打ち出す改名によって、全国的なブランド力向上を目指す。

 藤田保健衛生大は、1968年に看護師や検査技師らを養成する名古屋保健衛生大として出発。72年に医学部ができ、91年に今の名称になった。現在は医学部(学生数約700人)と、看護師や技師らを養成する医療科学部(同約2000人)の2学部で、大学院もある。

 大学病院の病床数は全国最大規模を誇り、精神疾患や循環器疾患などの研究でも評価が高い。今年、英教育専門誌による世界の大学の順位付けでは、「501〜600位」のランクに位置付けられ、国内の私立大で最高位だった。

 一方、受験生の6割を東海3県出身者が占めるなど、全国的な知名度は不十分。「現在の名前では医学部のある大学として浸透しにくい」との指摘が学内からも出ていた。改名によって、学生や教職員の安定した確保や、医療ツーリズムの需要が高い中国など国外向けのアピール強化を図る。今後、学部の再編成も検討し、開学以来の「保健衛生」の名称は学部名などに残す方針という。

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(2017年10月12日 中日新聞朝刊1面より)

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