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2017.09.21
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高松塚古墳壁画を再現 県芸大模写展示館 両界曼荼羅図も
長久手市の県立芸術大法隆寺金堂壁画模写展示館で、秋季特別陳列「空間を抱く絵−内界の磁場−」展が開かれている。
今回は、いずれも原本が国宝の高松塚古墳壁画模写と、両界曼荼羅(まんだら)(伝真言院曼荼羅)図模写の2本立て。
奈良県明日香村にある高松塚古墳の壁画は、7世紀末から8世紀初めに描かれたとされる。模写作品は東、西、北の3面の壁画を、ほぼ原本の大きさで再現した。
東西の壁画模写はそれぞれ縦113センチ、横265センチ。西壁の白虎(びゃっこ)、東壁の青龍などを忠実に描いた。北壁は玄武のしっくいの欠損までを再現し、緻密さが際立っている。
一方、両界曼荼羅の原本は京都市の東寺(教王護国寺)蔵。9つの曼荼羅を複合した金剛(こんごう)界曼荼羅と12区画に409尊を配した胎蔵(たいぞう)界曼荼羅からなる。古くは東西に対面するようにつるされたという。
入館無料、3期間に分けて11月末まで。9月30日までと10月20日〜11月5日、同16〜30日。休館日は9月25、26日、10月23、30日、11月20日と同25〜27日。開会時間は午前10時〜午後4時。
(問)県立芸術大芸術資料館=0561(76)4698
(村松秀規)
(2017年9月21日 中日新聞朝刊なごや東版より)
■関連大学はこちら
・ 愛知県立芸術大学
今回は、いずれも原本が国宝の高松塚古墳壁画模写と、両界曼荼羅(まんだら)(伝真言院曼荼羅)図模写の2本立て。
奈良県明日香村にある高松塚古墳の壁画は、7世紀末から8世紀初めに描かれたとされる。模写作品は東、西、北の3面の壁画を、ほぼ原本の大きさで再現した。
東西の壁画模写はそれぞれ縦113センチ、横265センチ。西壁の白虎(びゃっこ)、東壁の青龍などを忠実に描いた。北壁は玄武のしっくいの欠損までを再現し、緻密さが際立っている。
一方、両界曼荼羅の原本は京都市の東寺(教王護国寺)蔵。9つの曼荼羅を複合した金剛(こんごう)界曼荼羅と12区画に409尊を配した胎蔵(たいぞう)界曼荼羅からなる。古くは東西に対面するようにつるされたという。
入館無料、3期間に分けて11月末まで。9月30日までと10月20日〜11月5日、同16〜30日。休館日は9月25、26日、10月23、30日、11月20日と同25〜27日。開会時間は午前10時〜午後4時。
(問)県立芸術大芸術資料館=0561(76)4698
(村松秀規)
(2017年9月21日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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