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中日新聞掲載の大学記事

2017.05.02

愛知大学野球 第4週 第3日(1日・パロマ瑞穂)

■黒野連発 愛産大初勝ち点

 愛産大は指名打者・黒野諒太郎(3年・吉良)が2打席連続本塁打を放つなど、打線が爆発。11−3で愛大に勝利し、今季初の勝ち点を得た。中京大は愛院大に7−5で勝ち、勝ち点2とした。第4週を終え、中部大が勝ち点2で中京大と並ぶが、勝率で勝るため首位となっている。

■重量打線引っ張る「どんどん打つ!!」

 待望の一発が出た。5回、愛産大の先頭打者・黒野の打球が高々と弧を描き右翼スタンドへ。直前の4回に2点差に迫られた嫌なムードを振り払い、さらなる追加点も呼び込んだ。続く6回も左中間へソロ。会心の2本塁打に「やっと思い切りスイングすることができました」と笑みを浮かべた。

 愛知・吉良高時代に通算53本塁打を放ったリーグ屈指の大砲は、開幕前に腰を痛め、症状を気にして不調に陥っていた。既に2カードを落としており、「このままじゃいけない」と、前日は痛みを押して素振りを500本こなし、本来のフルスイングを取り戻した。

 179センチ、81キロの3番・黒野を筆頭にことしの中軸は強烈だ。4番・浜元は今季既に4本塁打。1年生で5番に座る高木も、高校通算36本塁打の打力を発揮しヒットを量産する。2カードを落として以降、クリーンアップは柵越えを全員が放つまで居残り自主練習を連日続け、打力アップを目指してきた。

 3人の体重を合わせて270キロ以上という重量打線を率いる黒野は「ここからどんどん打っていく」と力強く誓った。

 (平野梓)

■追加点奪う左前打 中京大・野崎

 中京大は三塁手・前畑が5回の守備でイレギュラーバウンドした打球を顔面に当ててしまい、途中退場。一塁手として守備に就いた野崎は、その裏の攻撃で「けがをした前畑さんのためにも自分が打たないと」と発奮。2死一、二塁で追加点を挙げる左前打を放った。

 本来は一塁手のレギュラーだが、今カードは打撃が不調でこの日だけ外された。「意地を見せられて良かった」とほっとした表情だった。

▽3回戦(中京大2勝1敗)
愛院大 200000201―5
中京大 00023002x―7

▽3回戦(愛産大2勝1敗)
愛産大 140031020―11
愛大 001200000―3
本塁打 黒野2(産)

(2017年5月2日 中日スポーツ8面より)
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